雪 | クローバーと365日

クローバーと365日

2011年2月、次男Kが17歳で自らこの世を旅立ちました。

悲しくて苦しくて淋しくて、絶望の中、Kは数々の奇跡を見せてくれました。

魂は消えない、いつもそばにいてくれてるんだ…

そのことを残したくてブログを始めました。

みんなが悲しいのは、勿論だけど、

第一発見者になってしまった長男は、
本当に苦しそうで、
当日の夜は、布団に入っても震えが止まらず、




私の手を握り、
『目を閉じると、あの光景が出てくる』
と泣いていました。



Kがかわいそう!Kが一番かわいそう!!



という言葉を聞くたびに
胸がつぶれそうでした。



私自身も一睡も出来ず、

明け方、ベランダのカーテンを開けると…

 


目の前の景色は、
雪が積もって、一面真っ白になっていました。




ここは関西ですが、
雪が降るなんて珍しいところで、
前に積もったのも数年前です。



マンションの8階から見る真っ白の世界に、
心が少しリセットされたような、
不思議な気持ちになりました。



これが息子からの
不思議なメッセージの始まりなんですが…



起きてきた長男、外を見た瞬間、




『Kや!!Kが見せてくれたんや!!
あいつスノーボードに行った話をしてくれて
(今度は一緒に行こうな!)
って言ってたから。
俺に雪を見せてくれたんや!!』



と号泣しました。