目の前の事実。 | ハイ!あずき家です!

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アラフォー夫婦に三歳のお転婆ムスメ。
家族みんなで仲良くケンカしながら、毎日がんばってます。

書くかどうか悩んだ
限定にするかどうかも悩んだ

もし、同じ立場の人がいたら?

もしかして、身近にいるのかも?

なので公開記事で書くね。


友人が遊びに来てくれた時の話し。


うちの近所は、子どもが少なくて。
だから近所に子どもが居たら、すごく目立つ。

でもね、知らなかった。

見かけた事もなかったし、声すら聞いたこともない。

近所で我が家以外に小さい子どもが居る家族が住んでるなんて。


その日は違った。

友人が来る前から聞こえる小さい子どもの泣き声。

『どこかの、お孫さんが来て泣いてるんだろうなー。』くらいの認識で気にも止めず。

泣き声が聞こえて30分くらいして、友人が到着。

家の中で遊んでても、外から聞こえる泣き声は止まらない。

それでも、わたしは
『お孫さんの面倒を誰か見てて、親は用事で出かけてて、それで泣いてるのかな?』

『それにしては、長いな……。』
気づけば泣き声が聞こえて1時間はたっていた。

『ママーーー!えーーーん!ママーーー!』

悲鳴みたいな泣き声。


窓から近所を見る。


泣き声の持ち主を探す。


でも、どこにも子どもの姿はいない。


泣き声はとても近い。


友人が
『わたし、関係者じゃないからちょっと行ってみる』


と外に出て、近くに住むおじさんに聞いてきた。


その泣き声は、我が家の近くにあるマンションに住んでる子どもらしい。

窓から、そのマンションの部屋を見てみる。

ベランダはコンクリートで隙間が数センチあるだけで、何も見えない。

でも言われてみれば、泣き声の方向は確かにそのマンションから。


その時
そのベランダの数センチの隙間から、何か動いてるのが見えた。洋服???

子どもだ!!

子どもがいる!!


そう、ベランダに出されて泣いてる子ども。

窓はビシッと閉められ、カーテンも閉められいる。

『は?』

目を疑った。
まさかベランダに子ども放置して、泣かせっぱなしなんて無いだろ!
と思った。


でも、やはり泣き声の近さを考えると
ベランダに子どもが放置されている。

そして『ママーーー!!』と一時間ベランダで泣いている。



わたし、それでもバカみたいにプラス思考で。

『たまたま……だよね?』
と思った。


その昔、私もムスメを一時間近く泣かせっぱなしにしてた事があった。
育児ノイローゼだった私。
だから、気持ちは分かる。だから、たまたまだよって思った。思い込みたかった。


(この時は私自身も状況を飲み込めなくて、今思えばもっと早く行動しないといけなかった。だってベランダだよ?高さは1.2mくらいあったし、隙間はほとんど無いけど、何かの拍子で子どもが落ちてしまう可能性だってあった。そもそもズット泣いてるうえ、飲み物も与えられてないなんてさ。もう外気温は27度とか超えるのに……。本当わたしのバカバカ大バカ!)



友人が近所の人に聞いたところ、毎日毎日子どもが泣いているらしい。

ベランダかは分からないけど
毎日毎日泣かせっぱなしで放置してるらしい。

平日は仕事で不在の我が家。
休みの日もあまり家にいないから、全く知らなかった!!

バカバカ!わたしのバカ!!


すでに一時間半経過していた。

『ママーーー!ママーーー!』

きっと、そろそろ部屋に入れるはずだ。

でもそんな様子はない。

そもそも、母親は家にいるのだろうか?
もしかしたら家にいないのかも??


とりあえず、友人と
『児童相談所に連絡しよう!』
と電話をした。



詳しく状況を話した。
こんな電話するなんて思ってもなかった。


話していると
ベランダの窓が開いた。

母親らしき人が出てきた。
『あああ、やっと子どもを部屋にいれてくれるんだ』と思っていた。

母親は、携帯で誰かと話していた。

そして、ベランダで泣いていた子どもに
多分

殴った。


『うるさいんだよ!泣くな!』
そんな事を言ってたと思う。


そして、また窓とカーテンを閉めて部屋に戻っていった。

子どもはベランダにそのまま。

『ママーーー!!』

ベランダの隙間から見る限り
子どもは一歳半未満くらい?
ヨチヨチ歩きっぽい。



その様子も児童相談所に伝えた。
『すぐに状況を確認して、動きますね。あずきさんも協力お願いします!』

電話が終わって、少し安心した。

いつ来るんだろう?児童相談所の人。
いや、それより母親がさすがに部屋に入れるだろう。


でも、子どもの泣き声は止まらない。


とうとう
友人が警察に電話した。

そして私たちは、外に出た。
(子どもらが『シャボン玉したいー!』とリクエストしてきたので、様子見も兼ねて)

警察を待ってる間、児童相談所から電話があった。
『先ほどの電話で伝えるの忘れてたのですが、こちらは土日が休みなので実際に動くのは週明けになります。
もし、その間何かあったら警察に電話してください。』

そんな大切なこと、早く言ってくれーー!

友人が警察に電話してくれてよかった。


警察が到着する頃には、泣いていた子ども(赤ちゃん?)の泣き声は止まっていた。

でも、警察の人はキチンと話しをしにアパートに行ってくれた。


ホッとした。
本当にホッとした。

でもでも、反対に母親を追い詰めてしまったのでは?
とも思った。

いや、ベランダに泣き叫ぶ子どもを置くこと自体、誰かに知って欲しかったのかもしれない。

そんなグチャグチャな気持ちだった。



それから、昨日も今日も
子どもの泣き声は聞こえない。

よかったんだよね?


でも、怖い。

さっき近所の方と話し合った。

警察と児童相談所に全面協力しようと。








なんか簡単に書いてしまったけど
とにかく、これから毎日気をつけて様子を見守る。

具体的には?と聞かれるとわからないんだけど。



まさか、目の前でこんな事になるなんて。


どうか、母親と子どもが救われますように。
そして今回、自分の甘い考えや判断を反省した。もし、もし、もし、これを読んでくれた方で『もしかして?』とか『あれ?』と思ったら何かに相談して欲しい。

偉そうに言えた立場じゃないけど。