こんにちは、青だんごむしです。

いつも当ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

さて本日は、現在基本料金0円のLooopでんきが今年の4月に改悪する話をします。

 

定期的に各電力会社の公式サイトを確認するのですが、先ほどLooopでんきを確認したら2025年4月からの情報が掲載されていまして、これをみていてわかることは、現状のプランから改悪しているということです。

 

何が改悪しているのか、お伝えしていきます。

 

最初に結論をいうと、基本料金に近いものが掛かります。

 

 

 

従来の電力プランと4月からのプラン 

 

まずは、公式サイトのお知らせをご確認ください。

 

 

電力プラン名は、従来どおり「スマートタイムONE(電灯)」ですが、料金体系が変わります。

 

 

現在の電気料金の計算方法は、東京電力エリア60A契約の場合で、

 

①[電気使用量1kWh:基本料金0円+電力単価(0.01円〜)+固定従量料金(託送料金+容量拠出金= 14.87円)+再エネ賦課金 3.49円]

 

1kWhあたりのトータル単価は18.37円

0.01円の電力単価で、10kWhを購入した場合の電気料金は183円でした。

 

 

2025年4月からは、

 

①[契約容量○○KW ×固定従量料金(託送料金+容量拠出金)]

②[電気使用量1kWh ×基本料金0円+電力単価+サービス料+再エネ賦課金]

 

①60A契約で固定従量料金287円×6=1,722円の最低電気料金

②0.01円の電力単価で、10kWhを購入した場合の電気料金は190円です。

 

合計=1,912円の電気料金

 

 

基本料金は0円のままなんだけど、固定従量料金10Aあたりの単価が大手電力会社と同じくらいになるので、実質的には基本料金が掛かるということです。

 

電力単価は、従来どおり0.01~120円の間に設定しているそうです。

 

 

容量拠出金は地域ごとに違うみたいで、例えば東京電力で10KVA契約している方は

固定従量料金が、託送料金230.67円+容量拠出金56.42円×10kW=2,870円を実質の基本料金として掛かります。

 

↓各エリアの基本料金を試算しました [2025.2.1追記]

 

 

 

 

 

Looopでんきでお得になる家庭は電気使用量が多い場合 

 

これまでの料金形態ですと、1kWhあたりの単価が高かったので、電気を買電するほど割高になっていました。

 

それが4月からのプランでは、1kWhあたりのトータルの電力単価が安くなることで、電気をたくさん購入する住宅でお得になります。

 

 

一方で太陽光発電や蓄電池を設置していて、毎月の電気使用量が100kWh以下の場合は割高になります。

 

従来ですと、100kWh使用した場合でトータル単価が30円だった場合の電気料金は3000円でした。

 

これが固定従量料金2870円+電気使用量100kWhなので、もし単価が15円だった場合の電気料金は4370円になります。

 

 

 

現在のLooopでんきと同じ料金体系で他社の電力会社 

 

現在のLooopでんきと同じ、30分毎に電力単価が変動する方式の電力会社は他に2社あります。

 

・リミックスでんき

・リボンエナジー

 

この2社で電力単価が安いのは、リミックスでんきです。

 

リボンエナジーは新しい企業ですが、色々な割引制度があってもトータルでは割高な料金体系なのでおすすめはしません。

 

どちらの電力会社も、沖縄エリア以外であれば対応しています。

 

エリアごとの詳しい料金単価については、以下のサイトをご確認いただけると幸いです。

 

 

リミックスでんきの電力単価を解説

 

 

4月からのLooopでんきと同じ料金体系で他社の電力会社 

 

今回Looopでんきは、実質的に基本料金が掛かる電力プランを発表しましたが、他社で同じような電気料金プランを提供している電力会社があります。

 

Japan電力 です。

 

Japan電力も当初は、基本料金0円で電気を提供していましたが、途中で今回のループでんきのような電気料金体系になりました。

 

LooopでんきとJapan電力、大きな違いはあって、Looopでんきは市場連動型、Japan電力は燃料費調整型です。

 

託送料金や容量拠出金の単価は、大体似ているのですが大きく違う事は電力単価が違います。

 

Japan電力は毎月固定に対して、Looopでんきは30分毎に変動します。

 

Japan電力の電力単価は、地域によって26~30円くらいですので、Looopでんきで安くするにはこの単価よりも下回る単価で電気を買う必要があります。

 

 

Looopでんきの新しい単価は、4月になるまでわかりませんけど、この料金体系で生活を行う予定であればJapan電力と比較することになりますので、知っておいてください。

 

 

とはいえ、当家のような環境ではJapan電力もLooopでんきも合わないので何ともいえないのですが、目安として400kWh以上のたくさん電気を使用する家庭であれば、大手の電力会社よりも安く電気を買うことはできます。

 

大手の電力会社は単価が3段階に分かれており、たくさん使うほど電力単価が上がりますので、それと比較したらお得ですね。

 

 

 

 

というわけで、文章だけの記事となってしまいましたが、Looopでんき改悪のお話でした。

 

基本料金0円の電力会社を探すなら、私が作成した記事を是非ご確認ください。

 

太陽光発電と蓄電池を設置した住宅向け

 

一般住宅向け