こんにちは、青だんごむしです。

いつも当ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

前回の記事の続きになります。

 

 

 

前回の記事では、3年ぶりに南庭を整備するために日よけ対策で建物の大きさに合わせて。長さ11mのカーポートの設置とサイドパネルの取り付け、あとは地面を5cm掘削してもらったお見積もり金額についてお話しました。

 

今回は、南庭の地面に施工する製品についてお伝えしていきます。

 

 

  最初の希望で見積もりしてもらった地面工事は160万円

 

本来の地面には、レンガを組み立てた花壇を設置する考えでいましたが、お見積もり金額をみて愕然としてしまいました。

 

レンガの材料費65万と施工費用で65万の花壇工事で130万、更に周りの空いている通路に防草シートを敷き、砕石を詰めて145万くらい掛かる見積もりでした。(その他に残土処分費用等で15万ほど掛かります)

 

とてもではないけど希望していた庭にはできないなぁと愕然するばかり。

 

 

最初に予定していた予算は、テラス屋根とサイドパネルと地面工事を含め100万円でした。

希望どおりの仕様にするのは予算的に厳しいので、もうお手軽に地面を平にしてコストを下げる事にしました。

 

 

なお前回の記事で書いていなかったのですが、今後コンクリートを施工する前提で、路盤の施工と5cm削った状態でお見積もりしてもらっています。

 

 

  地面に施工してもらう材料を選定

 

予算はオーバーしていますが、折角施工するのならきちんとしたものが良いなぁと思って、色々な想定で見積もりを業者さんに出してもらいました。(予算と手持ちの限度額は違います。1000万円の手持ちがあっても、やはりコストは決めて抑えます)

 

ちょっと調べてみた結果を安い順番でお伝えします。

 

 

地面の面積は、42平米です。

材料費と施工費用で比較してみました。

 

1.防草シートのみ(10万円)

 

一番手軽なのは、防草シートだけを敷く方法です。シンプルですが見栄えが悪いのが特徴です。

 

 

2.防草シート+砕石(15万円)

 

一般的には防草シートの上に砕石を敷くのが特徴です。

当家では他のエリアで、半年もしないうちに草が生えてきて既に失敗しています・・・

 

 

3.透水性コンクリート(28万円)

 

家を建築中に知った期待していたコンクリートで、商品名は「ドライテック」です。

 

土間コンよりも安価に短期間で施工ができ、水分がコンクリートの中に染み込んでいく特徴があります。

確かYoutubeチャンネルの庭ファンさんの動画で、土間コンよりもオススメされていたものです。

 

よく透水性コンクリートは、土間コンクリートよりも価格が安いと言われたりしますが、それは土間コンのように鉄筋を入れる必要がなく、施工時間が短いからです。その代わり、材料費は圧倒的に透水性コンクリートの方が高いです。

 

 

4.土間コンクリート(38万円)

 

一般住宅の駐車場でよく目にする土間コンクリートです。費用は砕石敷きより高めで施工期間が長く、水を通さない特徴をもちます。

 

 

  選んだ製品は「透水性コンクリート」

 

そして、最終的に選んだ材料は「ドライテック」にしました。

 

一番の決め手は、施工会社が三重県北部(近場)にあることでした。

 

というのも、この透水性コンクリートは施工ができる業者さんが中々少ないんです。なので、遠くないエリアに施工業者さんがあったことにラッキーと思っています。


ちなみにカーポートを設置してもらう外構屋さんにも、透水性コンクリートの施工について問い合わせをしていますが、出来ないと言われてしまいましたので、自分でドライテックを施工できる企業を探し、直接電話をしてお見積もりをしてもらいました。

 

 

現在市場に出回っている住宅向けの透水性コンクリートは、「ドライテック」、「オコシコン」、「オワコン」の3種類がありますすが、コンクリ会社さんからの説明では、どれも強度が同じとのことでドライテックをオススメしてもらいました。

 

今回施工を依頼する業者さんは、主にコンクリートを製造している企業で、ドライテックの施工経験が豊富とのことです。これなら失敗なく施工してもらえそうです。

 

※「失敗とはどういうことや!?」というのは、話が長くなるため記事の一番下に小さく解説しておきますので、ご興味あればご確認ください。

 

 

  ドライテックと土間コンクリートの違い

 

ドライテックと土間コンを、費用だけで比較すると10万の差額があるわけですが、当方としては土間コンの○○が嫌だからドライテックを採用した理由があります。

 

 

1.水が染み込んでいかないこと

 

透水性コンクリートは、実際には砕石とコンクリートが混ざり合ったようなイメージなので、基本的には表面が濡れないようになっています。土間コンにすると、住宅の屋根から流れてきた水が、コンクリートの表面を濡れてしまうので嫌でした。

 

 

2.コンクリートに水垢やタイヤ跡が付着すること

 

駐車場に敷かれたコンクリートの表面を見たことはあるでしょうか。タイヤ跡がついてるとかっこ悪く見えます。またカーポート屋根からの排水でダクトからコンクリートに排出された時に水垢が出来てしまうので、それが嫌でした。

 

 

当家のお隣さんの駐車場は、土間コンが施工されているのですが、これを見てください。

 

3年経過して、この水垢ですよ。

ここまでになると、ブラシでは綺麗にならないので永久的にこの状態ではないかと思うとゾッとします。

 

 

 

ちなみに、当家駐車場のカーポートの排水場所はこのようになっています。

砕石が敷かれているので、草は生えていても水垢等はありません。

 

 

 

透水性コンクリートなら、砕石が敷かれている時と同じように表面の色が黒めで水が染み込んでいくので、基本的には跡がついたりすることはありません。

 

もちろん土間コンよりも強度は低いですが、今回は別に車を乗せるわけではないので、全然問題ありません。

 

 

 

カーポートの工事は、5月のGW明けくらいに予定されているので、また進展があればご報告します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

透水性コンクリート「ドライテック」の商品は、元々は[株式会社フッコー]と[有限会社長岡生コンクリート]が共同開発した製品で、2020年頃に一時的に話題になりました。しかしその後、色々と施工トラブルが多かった事を理由に、現在では[長岡生コンクリート]が開発改良した「オコシコン」と「オワコン」という商品が出回っています。

そして施工トラブル以外に、共同会社の分裂してしまう出来事があり、現在はフッコーは「ドライテック」、長岡生コンクリートは「オコシコン」と「オワコン」を販売しています。

 

ドライテックとオコシコンの施工方法は同じなんですが、施工する上で大きな違いが施工時間です。

ドライテックはコンクリートに含まれる水分量が少ないので、材料が乾くのが早いのが特徴で、オコシコンは水分量が多いので乾くのが遅いのが特徴です。

 

ドライテックの施工トラブルでよく聞く事が、乾ききるまえに施工が完了できず、施工が失敗してしまうようです。不具合内容としては、施工した翌日にコンクリートが剥がれてしまうとか。。。

 

一方のオコシコンは、水分量が多く含まれているため、乾くのが遅くて施工を急がなくても良いことから施工失敗を防ぐ事ができるようです。