こんにちは、青だんごむしです。

いつも当ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

青だんごむし家では、床下に暖房設備を取り入れています。それが床下暖房です。

 

イシンホームの床暖房は、各部屋の床下に放熱器を1台ずつ設置して、床下を温めながら輻射熱で床を暖めながら暖気を床のガラリから室内に取り込んで家全体を温める暖房方式となっています。

 

他社の床暖房でもいえることですが、この世の中、電気代の高騰で電気代の掛かる床暖房を24時間のつけっぱなしにする事に、抵抗がある方も多いのではないかと思います。

 

 

今回は、先日お伝えした記事の続編となります。

 

 

 

  床下風エアコンのDIYに至る経緯

 

 

前回の記事で、マーベックス社の床下エアコン用室内吸気ファン「LaLaFan S」の事について紹介しましたが、その後の工務店から連絡で、メーカーのマーベックスではイシンホームが採用している床下に設置した放熱器とLaLaFanSの組み合わせでは、効果を保証できないと報告がありました。

 

効果の保証ができないまま、1台あたりで施工費込み6万円で導入することも可能とお話をもらいましたが、床に穴を開ける工程もあり、これではリスクがあります。

 

ということで、それに変わる製品を使い自分でDIYしてみることにしました。

 

結果的に室内温度に大きく変化を確認できたので、今回ご報告を行いたいと思います。

 

DIYの詳細は、Part2をご覧ください。

 

 

  床下風エアコンを行うために必要なこと

 

床下風エアコンを行うために、2つの工程を実施しました。

 

・床のガラリ付近に放熱器を設置すること

・部屋の空気をどこかのガラリに1箇所に送り込むこと

 

当家の放熱器の位置は、このようになっています。

長方形のものは、床下に設置された放熱器です。

 

 

 

 

床に施工されたガラリのサイズを測ってみると、タテ78cm×ヨコ14cmくらいです。

 

 

ガラリのサイズをみると、12cmのファンを5個つけられそうですが、Amazonでファンを探すと4連の製品までしか見つからいので、4連のものを採用。

 

 

 

ダイヤル式リモコンで、ファンの風量を細かく調整できる事が最大のメリットです。

 

4連のものを3セット、7,099円で、21,000円くらいの出費です。

(廊下・リビング・主寝室用)

 

 

ファンの厚さは、24mmのものと38mmのものがありますが、厚いほうが風量が大きいので38mmを選びました。

大きいファンの方が、少ない回転数(音が小さい)で、たくさんの風を送風することができます。

 

ファンの最大風量は、4つで464CFMです。

単位が分からないので、フローの単位を変換できるサイト(JEIN)で調べてみたところ、最大788㎥/hの風を送り込む事ができます。

 

廊下のガラリに床下へ風を送り込むファンを設置

 

ガラリに直接ファンを取り付けました。

 

 

 

施工後の状態はこれです。

コントローラーが邪魔であれば、ファンの横に設置して隠すこともできます。

 

 

 

 

主寝室のガラリに床下の空気を室内に取り入れるファンを設置

 

当家で一番温度差が発生する部屋が主寝室です。

冬場の当家ですと、深夜0時から朝6時にかけて真っ先に主寝室の室温が最低気温を観測してしまいます。

扉を閉めておくほど、室温が下がりやすいので扉を開けておくことが常識でした。

 

こんな問題だらけの主寝室に、ファンを施工しました。

 

 

 

  施工後の結果

 

当家では1月1日から、床下暖房の消費電力と室温の検証を行っています。
1月1日~10日までは、床下暖房の設定温度を32度、11日から15日までは40度設定にしています。
(20日まで検証予定でしたが、電力消費量が大きすぎて自分が精神的にキツくなりました)
 
今回のファンを施工した日が13日のお昼なので、12日の12時から24時間の室温(施工前)と、14日の12時から24時間の室温(施工後)を確認してみます。
 
対象の測定場所は、屋外、床下、リビング、主寝室の4ヶ所です。
 
主寝室の扉は12日はオープンで、14日の22時~朝6時までは閉めていました。
※施工前はドアを開けていないと部屋の室温が下がりやすい状態でした
 
床下風エアコンのファン施工前
 
床下風エアコンのファン施工後
 
 
施工前の12日よりも、施工後の14日のほうが外気温が低いので比較しにくいですが、主寝室の室温をご覧ください。
 
 
施工前の主寝室室温は20.9度~22.4度で、屋外6.1度の時は主寝室21度です。
 
施工後の主寝室室温は22.1度~24.3度で、屋外1.7度の時は22.5度です。
 
屋外温度が施工前の時より4.5度低くても、寝室の温度は施工後のほうが暖かい結果となりました。
 

 

  床下風エアコン大成功

 

ご覧のとおり、床下風エアコンは大成功しました。
 
ただし、当家の場合はイシンホームの標準仕様よりも、断熱性能で窓を2重窓、玄関ドアを高断熱タイプにしているので、2021年までにイシンホームで建てられた建物よりも断熱性能が良くなっています。
 
同じ方法で必ずしも室温が改善されるとは保証できませんが、特に平屋住宅で暖まりが良くないと思われている施主の皆さんには、是非試していただきたいです。
イシンホームの床暖は、2階建て住宅のほうが1階の面積が少ないので暖まりやすいです。
 
 
1月16日から20日までは、間欠方式で床暖を稼動させて、検証します。
青だんごむし家では、普段の状態で光熱費0円を目指しているため、なるべく無駄な消費電力を使わず快適な室内環境ができるよう今後も検証を重ねていきます。まだ模索段階です。
 
 
今回成功を確認しましたので、早速15日の本日、リビングのテレビ側にあるガラリにもファンを設置しました。
今回は風量を調整するコントローラーも、ファンの横に隠して取り付けましたのでスッキリしています。
 
 
現在の電源コードは、近くの壁コンセントに挿していますが、いずれは床下に潜って床下で延長の電源コードを引っ張りたいと考えています。
 
 
近日中に、この施工方法を細かく記したものを新ブログのほうで投稿したいなと思っています。
ご興味ある方は、読んでみてくださいね。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。