「もう一人の彼女 李香蘭/山口淑子/シャーリー・ヤマグチ」川崎賢子 | お稲荷さん一個

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と 言ったところで あれやこれや
思うにそんなこんなで、やっぱり きっと何となく。
だけれども、もしかしたら、あれかなって事でも無くて、それなりみたいでした。

前回の山口淑子氏の自伝に続いて、読みました。
コチラは、自伝では語らなかった様々を、記録文章等から発掘のノンフィクション。
中国、日本、アメリカ、そして東南アジアでの彼女の活動を検証しています。
戦前、戦中、戦後と彼女の広い人脈は芸能界だけぢゃなく、時の権力者に近い立場の方々まで。
恵まれた活動の背景には、そんな影響力が有る様な… 
まあ、御本人は語りたく無い裏面って事ですわね。

著者は、大学教授で研究者ゆえに膨大な資料から探って居ますが、何とも文章が堅くて。
嗚呼、私の理解力不足がもどかしい。
かなり、興味深い内容なんだけれどね。


戦後、再び李香蘭の芸名を使い香港映画にも数本出演作品が有るらしい彼女。
東南アジアでは戦後、人気者だったとはなぁ