「ジェット·ストリーム」 安部譲二 | お稲荷さん一個

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と 言ったところで あれやこれや
思うにそんなこんなで、やっぱり きっと何となく。
だけれども、もしかしたら、あれかなって事でも無くて、それなりみたいでした。

もう亡くなって随分経つなぁ 安部譲二氏。
生前は特異な経歴に、キャラクターでTV等、よくお見かけした ベストセラー作家でした。
そんな彼の、長編第一作がコチラ。
筆者の職歴を活かしてだろうなぁ… で、主人公は国際線パーサー。
実はウラ稼業で、荒稼ぎしている彼。
そんな彼の最後の大仕事はヤクザ相手の現金強奪。さて 成功するのやら?って、アクションストーリー。
それなりに面白いけれども、後半ストーリーがちょい急ぎ過ぎな雰囲気。
また、女性にモテモテな主人公だけれども、奥さんにはいろんな意味でツメが甘かったのは、なんでかなぁ?


読み終えて、彼の小説は初めて読んだと気がつきました。
結局、彼のエッセイばかり読んで居たんだよね。

いつの間にやら、書店の棚から見掛けなくなってしまった作家だけれども、今さらながら気になる作家で御座います。