議会は大荒れ、3時間の中断
百条委員会またも否決
9月8日、御前崎市議会に提出された調査特別委員会をより強い調査権限を持つ「百条委員会」に移行する議案は賛成少数で否決されましたが、それを不服とした議員6名は除斥に違法行為があるとして議決を無効とする動議を9月29日の議会に提出しました。
焦点となった除斥については、議員ごとに採決が行われ、結果、7名の議員全員が除斥には当たらないこととなり、議決を無効とする動議は賛成4名、反対8名、棄権2名で否決されました。
令和5年9月29日 御前崎市議会の模様は下記URLでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=E_GIKcPewhI
議案提出者の主張概要
今回の議決を無効とする動議で問題となった除斥ですが、提出者の主張は「7名の議員が市長室を訪れ、市長に対し事務の見直し要求をした行動は除斥に当たるものであり、議長が7名の関係議員を除斥させなかったことは違法行為に当たり、これは国(総務省自治行政局行政課)の見解も同様であり、議決は無効である。」というものです。
反対者側意見
一方、反対者側の見解は「法解釈において個別具体の事件については、その議会の判断に委ねるのが通説である」「昭和7年3月18日付け、行政実例において、 地方自治法を117条の適用については、1名ずつ除籍すべきものとされていますので、 瑕疵はありません。」「調査特別委員会で調査してきたが、問題とされた事業者と 直接的、かつ具体的な利害関係を持つものは認められなかったとして、除斥に当たるものはない。」というものです。
議案提出理由についての質問概要
提出者の主張に対し「国の見解の結論部分しか示されていないが、内容確認をしたい」との要請がありましたが、提出者側の回答は「それもお答えできません。相手側もあります。」というもので、根拠も示さず、これでは法に基づく違法性の説明にはなっていません。これは議会の常識を逸脱した行為であり、議論として成り立ちません。偽証の可能性もあり、議会の信頼に関わる重大な問題であることから、早急に国の回答書面の開示を行い、信頼を取り戻す必要があります。
関連資料
8/30 百条委員会設置かー旧御前崎地区幼保統合問題でゆれる御前崎市議会
https://ameblo.jp/ik-2359/entry-12818308370.html
https://ameblo.jp/ik-2359/entry-12819396616.html
9/9 とんだ空騒ぎ-御前崎市白羽、御前崎地区 幼保統合民営化問題
https://ameblo.jp/ik-2359/entry-12819805074.html