こんにちは。久しぶりにブログ担当します!専攻医のSです。
つい先日まで、内科専攻医プログラムで半年間、院外研修に行ってきました。
内科全般の基礎を専攻医期間中に学ぶことを目標にしているので、院外研修では静岡がんセンターの感染症内科と、三重の志摩病院の総合診療科の2箇所で研修を行いました。
静岡がんセンターの感染症内科では血液内科に特化した感染症のコンサルトを・・という訳ではなく、感染症診療の基礎を学びました。外科の術後合併症、もしくは担癌患者さんの化学療法中の感染症、珍しい例では腸管アメーバなど、様々な症例を経験でき、専門家の視点を学びました。
三重の志摩病院は地域の二次病院で、心不全から尿路感染、Wernicke脳症や間質性肺炎の急性増悪など、内科疾患全般に対応し、緊急入院から退院まで自分でマネジメントする、という環境でした。専門家や資源が少ない環境で医療を行うことを学びました。
どちらも3ヶ月という短期間の研修でしたが、飯塚病院での研修が殆どで、井の中の蛙だった自分にとって、本当に貴重な時間でした。内科の基礎を作りながら、血液内科医として今後も研修に励んでいこうと思います。
様々な意見や視点がある専攻医研修ですが、個人的には内科医としての基盤を作り、専門科に戻ってもその経験を日常診療に活かせる環境が大事かと思います。飯塚病院の血液内科は、内科的なマネジメントについて、我々専攻医からの提案も丁寧に検討してもらえる環境にあり、他の科での研修が無駄だと感じない、というのが良い所です。専攻医研修先で迷っている方はぜひご連絡を!お待ちしております。
(という宣伝も入れつつ、)身を引き締めて診療を行っていこうと思います。
それではまた!今回のブログ写真は三重の研修中に食べた、松坂牛の焼肉ランチです。普段食べない美味しいものを楽しめるのも、院外研修のいい所ですね。