狭いベランダでも
バラやクレマチスを沢山育てたい!
 でも…… 置き場所がない
・鉢が増える
・土が足りない 
 そんな問題だらけの環境でも
コツと工夫しだいで
庭のような風景を作ることは
できるのです(たぶん) 

 今回は、ベランダを
バラと草花の楽園に変えるための
秘策と裏技を全公開します


バラを育てると
気づけばクレマチスに手を出し
気づけば宿根草にも手を出し
気づけば一年草まで「コラボ枠」
で押し込んでいた──
このあたりで自分の理性が
失踪していたのは間違いありません
すべては
「バラがもっと素敵に見えるように」
という、美的欲望の暴走でした



草花たちにまで手を広げたのは
実はここ最近のこと
最初はバラだけで
完結するつもりだったのです
でも咲かない季節の“しーん…”が
どうにも寂しくて
手持ち無沙汰から
植物増殖計画が始まりました

結果、ベランダが
季節外れの植物園と化すことに

↓バラと線香花火のようなハゼラン



↑バラの葉の間から

さりげなく乱入してくるやつ

↓無機質な鉢の足元から

金魚草が主張してくる



しかしここで
現実という名の鉄槌が

狭い、重い、置けない
ベランダ三重苦
植えたい、でも置けない
水やりも追肥も限界突破

いやいや待って? そもそも私
“バラが咲く風景”
を作りたかったのでは?
そうでした

単にバラを
並べて悦に入るのではなく
鉢であっても
「庭のような風景」にしたい
──そんな理想があったのです
几帳面に整列した鉢ではなく
どこか自然で、雑多で、
でも“絵になる風景”をベランダに

問題は…
土の地面がないことなんですよね

ここで編み出された
私の禁断奥義
その名も
「スーパーウルトラロングスリット5号」
「ザ・クリアファイル根域筒」
どちらも手作り、非売品
というか売っても売れない
見た目が地味すぎて

↓これが
「ザ・クリアファイル根域筒」
を使った
バラ鉢+アジュガ&パルマすみれ


「バラと宿根草の寄せ植えって
根が絡んでダメになりそう」
……はい、その懸念
ごもっともです

でもこの根域筒方式なら
・バラと草花の根を隔離
・万が一、草花が昇天しても
バラは無傷
・草花だけ抜いて
新メンバーを招集可能
・追肥も液肥も、完全に個別対応可
これだけ融通が効くなら
“寄せ植え恐怖症”も克服できます

作り方はシンプル
クリアファイルを鉢の高さにカットし
筒状にしてビニールテープで固定
底はなし
柔らかい素材だから
鉢の内側にピタッと
沿わせられるのがポイントです
丸じゃなくてもOK
我が家のは三角形やらL字やら──
ベランダは実験場

あまりDIYは得意ではありませんが
これだけは手作りしています

次なる秘策

「スーパーウルトラロングスリット5号」
は、クレマチス専用です
直根性で深さ命のクレマチスには
30cmの深鉢が必要
でもそんな巨大鉢をベランダに
置く余裕は、残念ながらナシ
ならば“細くて深い”を作るしかない!

ということで
5号ロングスリットに
アクリル板を継ぎ足して
勝手に
40cm仕様にアップデートしました
↓部屋の中から窓越しに撮影
クレマチス2品種が並んでます


↓バラは剪定後ですが

春には夢の共演が叶いました



超スリムな縦長鉢を

フェンス裏にハンギング

100均のバスケットを駆使して

吊り下げたら

まさかのぴったりフィット

クレマチスがフェンスをよじ登り

空中庭園が完成しました


ベランダDIYといえば

こんなものも作っています


この配置、見た目以上に実用的

・しゃがまず追肥できる

・バラの花と高さが揃う

・掃除時に鉢をどかす必要ゼロなど

意外なメリットだらけ

作り方も簡単

アクリルボードを好みの幅に

カットして鉢の内側に

くるっと丸めて入れるだけ

板の“戻る力”で

ぴったりフィットさせ

ビニテで固定すれば土漏れもなし


「自作ってめんどくさそう」

と思ったそこのあなた

案外こういう地味な工夫が

ベランダガーデニングを

支えてるんですよ


涙ぐましいDIYに励みつつ

今も試行錯誤は続いています

でもね、不思議と楽しいんです

ちょっとした改良で

バラたちが元気になると

「ふふ…勝ったわ」と

謎の達成感すら湧いてきます


今日のバラ:リラ


リラ


シェエラザード


狭いベランダに

たくさんのバラを詰め込むなら

剪定のタイミングを

ずらすのもひとつの工夫

でも実際には──

「切る? 切らない? 今じゃない?」

のせめぎ合い

そんな葛藤の記録はこちら


そして、詰め込みすぎた結果

日照不足やブラインドに悩むことも

そんな時に考えたい

光とスペースの戦略はこちら




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