失業保険というのは、本来ならば働く意思があるとにもかかわらず、
定年であったり、会社の倒産や自分の理由などから離職をして、
働く意思もあればその能力もあるのに就職が困難であるという場合に
再就職までの期間の生活費をサポートするために支給されるという目的があります。
ですから、出産をすることを理由に離職した人というのは、
働く意思があったとしても、妊婦なので働くことは難しいことでしょう。
その場合には、残念ですが失業保険の給付の対象にはなりません。
とはいったものの、出産をしてからは、また働く意思もあり、
能力もある立場になりますから、就職活動を行って働くことを
希望しているという女性の方は大勢いらっしゃいます。
出産が原因で離職をしたという人に対しては、通常は退職してから
1年以内に受給が終了してしまうはずなのですが、出産を控えている
ことが理由での退職者に限り、最長で4年まで延長できるということになっています。
これは特別なことで、特例措置として設置されています。
ですから、出産をするためにいったん離職してしまったという場合でも、
退職してからこの手続きをとりあえず行っておくだけで、
出産をして子育てが一区切りついてから、失業保険をもらいながら
就職活動を行うことが可能になります。
出産を理由として退職をしなければいけないような状況になった場合には、
とりあえず特例措置手続きだけは済ませておくことが大切です。
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