【今回の相談】基本情報試験は、どうしたら合格できますか?
【今回の回答】基礎知識習得とプログラミングを時間をかけて行いましょう。
明日の試験に向けて、今日1日勉強して合格できるのは、
もともと情報技術全般の広い基礎知識を持ち、
C言語、COBOL、Java、アセンブラ、表計算のうちのどれかに
習熟している方に限られます。
そうでない方は、少なくともあと60時間分(1日2時間で約1ヶ月)
以上の学習量が必要です。
午前問題は、以下の3つの体系に分けられて全80問が出題されます(60%で合格)
(1)テクノロジ系(情報技術全般)50問
基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術
(2)マネジメント系(管理)10問
プロジェクトマネジメント、サービスマネージメント
(3)ストラテジ系(戦略)20問
システム戦略、経営戦略、企業と法務
午後問題は、次の3種類の出題があります(60%で合格)
(1)以下の7分野から5問を選択する
ハードウェア、ソフトウェア、データベース、情報セキュリティ、
ソフトウェア設計、プロジェクトマネジメント、経営・関連法規
(2)データ構造およびアルゴリズム(1問必須)
(3)ソフトウェア開発(以下の5つから1問選択)
C言語、COBOL、Java、アセンブラ、表計算
<参考>情報処理技術者試験における知識・技能の細目(IPA)
⇒ http://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_hani_sukil.html
基本情報の午前問題は、非常に幅広い分野から基本的な問題が出題されます。
午前問題は、広い範囲を体系的にもれなく勉強することが必要になるので、
準備に時間がかかります。
さらに、午後問題は、知識だけでなく、知能(頭の使い方)やスキル(考え方)
が必要になるので、実際にプログラムを作ってみるなどの練習が大切です。
これも時間のかかることです。
基本情報の問題は、良問が多く、IT業界で業務をする上で、
知っておいた方がよいものばかりです。
そのため、短期記憶でなく、長期記憶に残るように、時間をかけて繰り返し
学習をするのが望ましいと言えます。
次回は、基本情報試験の対策として、専門学校ではどのように取り組んでいるか
ご紹介する予定です。