【今回の相談】基本情報試験は、どんな問題がでるんですか?
【今回の回答】情報技術全般、管理と戦略、プログラミングの基礎問題です。
午前問題は、以下の3つの体系に分けられて全80問が出題されます(60%で合格)
(1)テクノロジ系(情報技術全般)50問
<問題例>
静止画データの圧縮符号化に関する国際標準はどれか?
ア.BMP イ.GIF ウ.JPEG エ.MPEG
(答)ウ 圧縮しないのがア、イ。MPEGは、動画。
(2)マネジメント系(管理)10問
<問題例>
ある商品のメーカー別の市場構成比を表すのに適切なグラフはどれか。
ア.Zグラフ イ.帯グラフ ウ.折れ線グラフ エ.レーダーチャート
(答)イ 全体の中のどれくらい占めるかわかりやすいのは、帯グラフや円グラフ
(3)ストラテジ系(戦略)20問
<問題例>
デビッドカードの決済方式はどれか。
ア.後払い方式の決済を行う。
イ.カード内で残高管理を行い、財布のように利用できる。
ウ.前払い方式の決済を行う。
エ.利用金額を預金口座から即時に引き落とす。
(答)エ 銀行預金を現金でおろす手間が省けます。
午後問題は、次の3種類の出題があります(60%で合格)
(1)以下の7分野から5問を選択する
ハードウェア、ソフトウェア、データベース、情報セキュリティ、
ソフトウェア設計、プロジェクトマネジメント、経営・関連法規
(2)データ構造およびアルゴリズム(1問必須)
(3)ソフトウェア開発(以下の5つから1問選択)
C言語、COBOL、Java、アセンブラ、表計算
<参考>情報処理技術者試験における知識・技能の細目(IPA)
⇒ http://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_hani_sukil.html
制度変更前に比べて、合格率が約16%から今春約27%にアップしています。
午前問題では、ストラテジ系(戦略)の問題が比較的多くなっています。
午後問題では、プログラム言語でない「表計算」が選択できるようになりました。
合格基準点が、以前は75%程度だったのが60%に下がったわりに、
問題自体は、選択の幅が広がり、容易になっているぐらいなので、
合格率が急上昇したと言えます。
第2回も全く同じ傾向とは限りませんが、以下に出題されそうな
50キーワードを抜き出してみました。参考になれば幸いです。
<出題予想50キーワード>
けた落ち、情報落ち、逆ポーランド記法、オートマトン、パリティチェック、
調歩同期方式、LIFO、決定表、Ruby、XHTML、
RISC、SVC、シリアルATA、ブロック化、デュプレックスシステム、
フェールセーフ、RASIS、カーネル、状態遷移図、TCP/IP、
ミドルウェア、PDF、3層スキーマ、セマフォ、コミットメント制御、
データマイニング、IPv6、CORBA、cookie、生体認証、
認証局、IDS、プロトタイピング、UML、回帰テスト、
WBS、ITIL、PDCA、コンプライアンス、ITガバナンス、
SWOT、コンカレントエンジニアリング、GPS、EDI、ユビキタス、
ゲーム理論、キャッシュフロー、不正アクセス禁止法、著作権、IT基本法
次回は、今後、基本情報試験を受験する場合に、どんな勉強をすればいいか報告する予定です。