【今回の相談】プログラミング能力はどうアピールしたらいいですか?
【今回の回答】未経験者は基本情報、経験者は、SJC-Pがオススメです。
創刊号でも書きましたが、独自の調査(2008年)において、
「入社前に取得しておいてほしい資格は?」
という質問の回答で最も多かったのが「基本情報技術者」です。
実に64.6%の企業が選びました。
その他ベンダー資格等は10%以下なので、ダントツで必要とされる資格に
なっています。
採用企業側からすれば、プログラミング能力まで含む「基本情報技術者試験」
に合格していれば、プログラマーとしての基礎力は、あると判断できます。、
一から教える手間が省けるのはもちろん、最初から対外的に客観的に示せる
国家資格を持っていることは、企業にとってありがたいことです。
「基本情報技術者試験」の問題は、どれも良問であり、知っておいた方がいい、
実務に役立つ問題ばかりです。
では、ベンダー系の資格はどうなのでしょうか?
【SJC-P】Sun認定Javaプログラマ
⇒ http://jp.sun.com/training/certification/java/index.xml
ベンダー系の資格の1つですが、プログラム言語に関しては、
C言語に著名な資格がなく、SJC-Pが最もオススメの資格になります。
試験範囲がJava言語に限定されますので、基本情報に比較して、
範囲が狭く、その分、難問、奇問が多いように感じています。
単純な比較はできませんが、基本情報より試験の難度は高いでしょう。
ベンダー系の資格は、業務経験のある人が取得すると、最も価値が高い
というのが私の考えです。
未経験者が取得していても、ペーパードライバーという感じがします。
基本情報の午前問題は、非常に幅広い分野から基本的な問題が出題されます。
業務経験者は、午後のプログラミングに関する分野は非常に良くできますが、
午前問題が合格点に達しない場合があるようです。
業務では、狭い範囲の知識、スキルを使って、膨大な量の仕事をこなすので、
午後問題は、あまり準備しなくても仕事のスキルが活かせます。
しかし、午前問題は、忙しい社会人が広い範囲を体系的にもれなく勉強する
のが大変なことから、準備が間に合わないのでしょう。
広い範囲の基礎的なことを時間をかけて体系的に学ぶのは、学校が得意です。
以上、今回の結論をまとめると、
業務未経験者は、プログラミングの基礎能力をアピールするために基本情報を、
業務経験者は、プログラミングの実務能力をアピールするために、
【SJC-P】Sun認定Javaプログラマ試験を
合格しておこう!
ということです。
次回は、試験が迫った基本情報試験に、ズバリどんな問題がでるか予想します。