【今回の相談】専門学校ではどんな試験対策をしてますか?
【今回の回答】午前試験が免除される制度を利用しています。
今年の4月に、新制度になって最初の試験が実施されました。
新制度の最初の試験は、過去の例から、比較的問題が容易で合格率が高い
と予想されていました。
今回の2回目の試験で、そのことがわかるのですが、基本情報試験は、
今年の4月に比較して、午前問題が難しくなったようです。
受験した学生の話を聞くと、自己採点結果から、午前は難しくなり、
午後は、アセンブラ言語などが比較的やさしくなったとのことでした。
午前の試験が合格点に達しないと、午後が良くても合格できないので、
今回は、午前試験の出来が、合否を左右したと言えます。
もし、あらかじめ、午前試験に合格しており、午後試験だけ受験できた
としたら、合格は容易だったことでしょう。
基本情報試験に午前免除の制度があるのはご存知でしょうか?
<参考>
基本情報技術者試験(FE)の午前試験が免除される制度について
⇒ http://www.jitec.ipa.go.jp/1_80tokurei/_index_tokurei.html
私が勤務するECCコンピュータ専門学校では、この制度を利用した
午前試験免除者の基本情報技術者試験の合格率は、69.3%でした。
⇒ http://hello.ecc.ac.jp/comp/license/support/
午前免除されるには、認定された講座を受講し、
修了試験の合格などの修了認定の基準を満たすことが必要になります
ECCコンピュータ専門学校の場合、
「ハードウェア概論」、「ソフトウェア概論」、「アルゴリズム」、
「基本情報対策講座」を受講・合格し、IPAが出題する修了試験に
合格すれば、午前免除の資格が得られます(2回有効)
修了試験の難易度は、本試験と同程度ですが、修了試験は7月末に
実施され、合否もすぐわかるため、本試験まで十分に対策が打てます。
以上、今回の結論をまとめると、
午前試験が免除される制度を利用すると< 圧倒的に有利 >ということです。
次回は、私が担任する夜間のITエンジニアコースをご紹介する予定です。