作曲家の手紙や手記(その3) | 光の世界からのギフト

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       (先月訪れた高尾山の天狗です。)

先月末に島に鎌倉から巫女さんの友人が遊びに来ました。音楽教室の生徒だった女性です。とてもスピリチュアルな生活をしているのですが、島にきて大自然の中で過ごして、童心にかえり、私とたくさんのスピリチュアルな話が出来たと喜んでいました。私も彼女のように謙虚で、優しくて、明るい心の持ち主の来島はいつでも歓迎です。

本日は同じように素敵な友人のハルカさんが島にやってきました。これからはこちらが疲れるような人は遠慮したいです。

 

今回はモーツアルトのです。私の手元にあるのは作家スタンダール著の「モールアルト」の中からです。スタンダールは熱狂的なモーツアルトの支持者で、モーツアルトが作曲家として最高だと述べています。

スタンダールはモーツアルトは幼い魂の持ち主だと好意をも持っていて、彼が浪費家と非難されていることを弁護してます。

 

ガク紫陽花は島中に自生しています。

(我が家の周りには百合が道にはみだしています。)

 

モーツアルトについては様々な本が出ていますが、ここでは手紙からいくつか拾ってみます。

☆モーツアルトが出かける時に病弱な妻が寝ているベットの側に残した手紙です。

「おはよう。かわいい人。ぐっすり眠ったろうね。寒い思いをしたり、かがんで体を痛めたりしないように気おつけなさい。召使いに腹を立てないように。くれぐれも大切に。9時には帰ります。」

☆結婚する際に妻コンスタンツエに関して家族に伝えた手紙です。

「彼女は1家の殉教者です。つまりこの上なく心の優しい誠実な娘で、一口にいうと最善の娘です。」

☆31才の時に父親の病に関して述べています。

「数年この方、死は人間の最上の真実な友だという考えにすっかり慣れています。

僕はまだ若いけど、明日はもうこの世にはいまいと思わずに床についたことはありません。

僕は毎日この幸福を神に感謝しています。

☆35才で亡くなる直前に、自分の死を予感しての手記

「レクイエムを依頼した見知らぬ男の姿が目の前から追い払えないのです。

ぼくにはもう自分の終わりの鐘が鳴っているように感じられる。依頼されたレクイエムは自分の為のレクイエムなのだ。もう息も絶え絶えです。自分の才能を楽しむ前に死んでしまうのです。でも人生は実に美しいことでしたし、運も開けていました。しかし、自分の運命を勝手にかえるわけにはいきません。ただ諦めねばなりません。摂理の望むままになるでしょう。このレクイエムは僕の白鳥の歌です。完成しないわけにはゆかないのです。」天から与えられた才能を幼い頃から発揮していた彼ですが、背が低くて、貧相な体をしていて、病弱だったそうです。それでも多くの曲を世に残しています。

 

(高尾山から見えた富士山です。)