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飯南町ハンドボールクラブ

ハンドボールの可能性

子供たちの体力や運動能力とスポーツ環境のずれ


外に出て遊ばない子供の体力や運動能力は低下していく一方で、一部の子どもたちは、連日の長時間にわたるハードな練習によって、標準以上の体力は身につけているものの、「オーバーユース(体の使いすぎ)」によって、成長期であっても怪我や障害を抱え、目標にしていた試合や大会に出場できなかったり、練習がハードなために学校生活で無気力になってしまったりする子どももいます。


問題なのは、子供たちの基礎運動能力の低下です。確かにオーバーユースによっての怪我や特に疲労骨折などは、監督やコーチの責任だと思いまが子供達の基礎運動能力が高ければ少なからず怪我をする可能性が低くなります。(当然、子供の状態を管理し練習メニューを組めるのが一番ですが。)
















リンクの仕方がわかりましたので参考にしてください。(笑)


少年スポーツにおける7つの心得



解釈の仕方に違いはあるかもしれませんが、勝利だけを求め大人が子供の気持ちを越えてしまうと様々な問題が起こると思います。


また子供達の感性は私達が思うより素晴らしいですし、子供達の可能性は本当に無限にあります。


どこに価値観を置くか、目標を置くかでも変わりますが、子供達の可能性を広げるためにも、私たちが視野を広く持ちその環境を作ることが大切と思います。







4.子供達に勝ちと負けの両方を学ばせて下さい

 



 本文では、試合でも練習でも力を均等にするする事が大切である、と述べております。誰も負けたくないし2倍の得点で勝っても面白くないはずで、そういった勝つこと負けることの両方を受け入れることを学ばせるべきだ、と言っております。


 そのためには大人が負けを受け入れることができるかどうかが重要であり、それが出来たならば子供も自然に学ぶ事が出来るはずだ、と述べております。スポーツは誰もが勝ち、そして誰もが負けるスポーツで、勝てば誰もがその勝利を自分のものとして家まで持ち帰り、負ければそれは皆で分け合えばよいのだ、と結んでおります。


 ・・・勝つこと・負けることに対する視点が問題なのですよね。この視点がずれているといろいろ問題が起こるのではないでしょうか(^^;

 先の発言でも述べましたが、少年のスポーツはまず楽しむことが基本にあります。その中でいかに勝ち・負けを学ばせて行くか、その勝敗にこだわる部分と楽しさにこだわる部分のバランスが重要なのだと思います。


 この心得では負けても良いとは決して言っておりません。競技スポーツである以上、勝者と敗者が存在します。全日本少年サッカー大会などは勝者は1チームです(笑)。残りの何千という敗者の上にたった1チームのみ勝者が存在します。競技である以上それはそれで受け入れなければならない事実です。


 ・・・でも、その勝者になることが目的であってはならないのだと思います。試合に臨む時の目標は勝つことであるかもしれませんが、目的を勝つことのみに設定するのは間違っていると私は考えます。


 敗者の上に勝者がおり、誰もが勝ち、誰もが負けるのです。それを勝つことだけを目的に設定してしまうと、負けたらもう何も残りません(^^;

 よく負けた時に子供達をボロクソに叱る指導者がおりますが(^^;、自分の悔しさを子供達相手に憂さ晴らししているようにしか私には見えません(^^;こういったタイプの指導者は勝つことだけにこだわっているのでしょう(^^;。そして彼自身が負けを受け入れることができない(笑)。


 少年スポーツを指導してゆく上での目的はスポーツ大好き人間を育てることだと私は思っております。その中で能力のある子供には将来に続く技術的な基礎をしっかり教え、能力的に劣っている、将来スポーツ選手としては決して大成しない子供にもスポーツの楽しさを教えて生涯スポーツとして楽しむための基礎を作ってあげる。これが我々に課された義務であり我々が目的 としなければならない事なのではないでしょうか?


 その楽しさ悔しさを教える場が試合であり、勝ち負けであるのだと思います。

 試合の目標は勝つ事である。しかし、目的は勝つ喜びと負ける悔しさの両方を学ばせ、子供達を育てる事である。