ベトナム ホンゴック病院看護師研修、 第二弾を日本で実施しました! | IIMA公式ブログ

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一般財団法人IMS国際医療支援機構

 2017121日(土)

 

2017113日(金)~117日(火)、「IMSアカデミー」ベトナムホンゴック病院看護師研修第二弾を実施しました。全研修カリキュラムの内、今回はセカンドステップとして下記の通りIMSグループの病院で研修を実施しました。

 

【看護初級コース(フィジカルアセスメント編)】

研修目標

症状アセスメントができ、統一した看護ケアができる

研修テーマ

「看護をするために必要なフィジカルアセスメント」 「カンファレンス」

研修日

2017113日(金)~117日(火) 5日間

講師

北神洋子(IMSグループ本部事務局看護局長・IMS国際医療支援機構理事)

冨久田文枝(IMS国際医療支援機構 看護師)

IMSグループフィジカルアセスメントインストラクター9

高島平中央総合病院・明理会中央総合病院 看護部長・病棟看護師

受講者

ホンゴック病院看護師 4

 

【カリキュラム】

113日(金)

前回(11月)の振り返り、病院見学

114日(土)

フィジカルアセスメント研修(呼吸器・循環器)

115日(日)

フィジカルアセスメント研修(消化器)、看護記録・カンファレンス

116日(月)

病棟実習

117日(火)

病棟実習・研修のまとめ

 

 

今回、セカンドステップとして、113日~17日にシミュレーターを使ってのフィジカルアセスメント研修や、IMSグループの病院で病棟見学実習を行い、日本で実際にどのようにフィジカルアセスメントやカンファレンスが行われているか学んでいただきました。

ベトナムでは看護学校ではフィジカルアセスメントについて学ぶものの、病院では一般的に看護師が行うことは少ない状況があります。しかし、看護師として異常の早期発見するための観察の視点は重要であり、そのためにフィジカルアセスメントを行うことを、今回の研修を通して理解して頂きました。

また、フィジカルアセスメントからどう情報を共有するか、どうやって日々の看護記録やカンファレンスを通じて看護の統一を図っているのか、研修前は理解ができなかったものを、実際に日本の病院を見学することで学んで頂きました。

 

研修参加者からは以下のような感想を聞くことが出来ました。

・看護記録の記載内容について詳しく理解することができ、看護の統一を図るためにも、看護記録やカンファレンスが重要であることが良く分かった。

・そのためには、疾患の理解が必要で、看護師として大切なことであると分かった。

・日本の看護師が熱心に協力し合って患者をサポートしていることがわかった。

・少ない人数でもそういった働きができるのは、それぞれがプロフェッショナルとして働いており、Drからの信頼も得ていることを強く感じた。

 

研修最終日には、11月から1月までの研修を一区切りとして、カリキュラム責任者の北神理事より4名の受講者に研修修了証が授与されました。

今回の研修は、受講者自身のモチベーションにつながり、学んだことをホンゴック病院で活かすための自信に繋がったと思われます。

今後は、今回学んだことが実際にホンゴック病院で継続していくための仕組みができるよう、サポートしていく予定です。