みなさん、こんにちは。
岡崎市議会議員の 井町よしたか です。
令和6年度の当初予算及び予算の概要が公表されました。
以下に私なりのトピックスをお伝えします。
一般会計1404.1億円 過去最大
令和6年度岡崎市予算
- 歳入は市税が1.0%減となる692.8億円、個人市民税は2.9%減の254.6億円、法人市民税は3.9%減の31.7億円となり、市税が減少する中での過去最大予算。
- 定額減税による減収分などを補填する国の地公特例交付金は314.1%増の23.7億円
- 歳出に対する不足分は財政調整基金を取り崩すなどして補う。取り崩し額は10億円増となる55億円に上る見通し
- 市債は85.0%増の64.1億円
- 歳出では教育費が26.5%増の172.6億円で、（仮称）西部学校給食センターの整備事業費などが含まれる。道路や橋梁、公園の整備費などが含まれる土木費は15.1%増の210.1億円、行政運営に係る総務費は8.5%増の113.8億円で職員定年の段階的引き上げに伴う人件費の増加などが含まれる。一方で商工業や観光振興に係る商工費は20.7%減の29.5億円、NHK大河ドラマ「どうする家康」活用推進事業費などが減少した。衛生費も17.4%減の165.9億円で新型コロナウイルスの「5類」移行に伴い、感染症発生防止やワクチン接種に係る事業費などが減少。
特別会計
- 阿知和地区工業団地造成事業特別会計を始めとする11会計全体の予算規模は744億1億円で、前年度対比4.4％の増となっている。
- 農業集落排水事業特別会計は下水道事業会計に統合するため廃止された。
企業会計
- 企業会計は6.8%増の658.8億円。
- 病院事業会計では、入院・外来収益の増加を想定する一方で給与費などの増加により7.9億円の赤字を見込む。
主な新規事業
- 犯罪被害者等の支援
⇒令和2年に私が一般質問で必要性を訴えた事業。支援金の支給に加え、ホームペルプサービスのヘルパー派遣、配食サービスなどの支援も。
- 後期高齢者口腔機能検診の実施
⇒令和６年度中に76歳になる方又は市の健診で口腔・栄養フレイルと判定された方に対し、口腔機能健診を無料で実施
- 既存建築物断熱改修費の補助
⇒・既存建築物（住宅用）断熱改修費の一部を補助。補助率：３分の１（上限24万３千円）
- 難聴高齢者補聴器購入費の補助
⇒身体障がい者手帳の交付対象にならない軽・中等度難聴の高齢者に対し、補聴器購入費用の一部を補助。補助率：２分の１（上限２万円）
- 公正証書作成費等の補助
⇒ひとり親家庭の養育費を取り決める際の公正証書作成費用等の一部を補助（上限３万円） - 夜間学級の設置
- 「おかざき こども会議」を開催
⇒小学5年生～高校3年生世代の委員を募集し、全6回の会議を開催。意見をまとめて、「おかざき こども会議」で発表。意見は結果をフィードバック
- おかざき世界子ども美術博物館のふれあい広場に大屋根設置
⇒令和4年に私が一般質問で大屋根の設置について質問。雨の日や日差しが強い日に必要と訴えました。
注目事業
- グリーン社会の実現に向けたカーボンニュートラル事業
・公用車に次世代自動車を導入
・温室効果ガス排出量の削減に資する設備等の導入に対し、費用の一部を補助（住宅設備、自動車）
・グリーンカーテンセットの配布 等
- DX事業
・マイナンバーカードの活用により、住所や氏名などの記載を省略できる「スマート窓口」を導入
・キャッシュレス決済対応施設の拡充
・町内会活動の効率化を行うため、モデル町内会にて電子回覧板の試行導入及び運用 等
- もっと家康公”ど”まんなかプロジェクト事業
・鳥居強右衛門戦国街道ラン
・家康公顕彰推進業務
・こども会議開催
・家康飯継続支援
・リサイクル業務（紙類、プラスチック類）
・森づくり推進事業
等
2024年度に完成する主な施設
- （仮称）西部学校給食センター
⇒令和7年1月供用開始予定、食物アレルギー除去食（乳・卵）の提供、緊急避難設備、備蓄倉庫など防災機能を有する
- るんびにー保育園
⇒定員20名増（120人→140人）
- 六名公園トイレ
⇒老朽化した公衆便所を更新
水害対策
- 河川改修（六斗目川改修工事、赤池支川予備設計）
- 排水路改修（美合地区浸水対策検討、大和地区浸水対策検討）
最後に
予算は増加しているものの、市税収入が減っている点は喜べません。
税率を上げるではない税収を増やすための投資をしていく必要性を感じています。
最後までお目通しいただき、ありがとうございました。
以下リンクを貼る付けます。
予算に関する詳細はリンク先からご覧ください。
