みなさん、こんにちは。
岡崎市議会議員の『井町よしたか』です。
先日、新潟県長岡市に視察に行ってきましたので、簡単に報告します。
視察日時:2023年2月6日(月) 13:00~15:00
視察場所:新潟県長岡市 子育ての駅ちびっ子広場、子育ての駅てくてく
視察テーマ:子育ての駅について
選定理由:岡崎市にはない、全天候型の公園機能を持った子供が遊べる施設であるため
1.長岡市の特徴
長岡市は子どもの成長に合わせた一貫した支援体制を構築しているのが特徴で、0歳~15歳までの子ども及び母子保健、保育園、子育て支援を教育委員会に統合し、教育委員会の中で一元的に支援できる体制を整えている。
2.子育ての駅の概要
雨や雪の日でも遊べる全天候型の施設を有し、更に保育士や子育てコンシェルジュが常駐しており、気軽に相談もできる施設。
長岡市内には大型の子育ての駅が4施設(てくてく、ぐんぐん、ちびっ子広場、すくすく)、保育園や幼稚園の施設の一部を活用した小型の地域版子育ての駅が9施設ある。
施設の利用料は無料。
3.つなぐ支援
全ての子育ての駅に、子育てなんでも相談員『子育てコンシェルジュ』を配置。一人ひとりに寄り添った相談や情報提供を行うほか、必要に応じて、専門・関係機関に同行するなど「つなぐ」支援を行っている。
また、様々なイベントも開催され、子どもを遊ばせるだけではなく、つなぐ、つながる仕組みもある。
4.施設見学
(1)ちびっ子広場
駅からの徒歩圏内であり、約1万3千冊の絵本や育児書が並ぶ「まちなか絵本館」も設置。高校生、大学生等と連携して、次代の親となる若者に、子どもとふれあう機会も提供。
(2)てくてく
信濃川沿いの2haの公園の中に設置された丸・三角・四角をモチーフにした建物で、屋根付きの広場と子育て支援施設を一体的にした全天候型の公園施設。一時保育「せんしゅう保育園」も備え、一時保育のニーズにも対応
5.岡崎市への反映
現地に行って初めて分かったのは、雪国は冬場は天気が良くても公園などで遊べないこと。
このような室内遊戯施設が必須であり、雪の積もらない地域と比較するとニーズは非常に大きかったことと推測する。
実際利用者はコロナにより半減したようだが、てくてくは一日200人を超える利用者があるとのこと。
また、長岡市は、都市公園の事業費補助金や合併特例債などをうまく活用し、一般財源を少額に抑えて建設している。(てくてくもちびっ子広場も一般財源は10万円以下)
岡崎市にはこのような広場や遊具のある屋根のある空間はないため、よく豊田市の鞍ヶ池公園や昔の太陽の城と比較されるが、子育て世代からは要望をいただくことは多い。
実際、岡崎市内に公園内に大屋根施設をつくる検討がされているが、このような施設を設けることも今後とも要望していきたいと考える。
ただ、岡崎市には『おかざき世界子ども美術博物館』があり、雨の日でもモノを作って遊べる施設がある。
雨の日など外で遊べない日は是非『おかざき世界子ども美術博物館』を利用していただきたい。
ご説明いただいた、長岡市教育委員会子ども未来部 子ども・子育て課 S様と