視察報告(山梨県甲府市) | 岡崎市議会議員 井町よしたか  いいまちつくる 井町です!! 

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岡崎市議会議員 井町圭孝オフィシャルブログ

みなさん、こんにちは。

岡崎市議会議員の井町よしたかです。

 

10月18日(火)に、山梨県甲府市にて

『こうふマイナポイントプロジェクト』

について、勉強させていただきましたので、要旨を報告します。

 

 

  こうふマイナポイントプロジェクトの概要

(1)    予算:5,624万円、5,000件の登録を予定、上限5,000ポイント
(2)    決算:2,570万円(期間短く参加者が予定の約半数)
(3)    実施期間:R3年7月~R3年12月
(4)    総務省が実施する『自治体マイナポイント実証実験』に参加(現在は参加していない)
(5)    新規カード取得者は664人と大きな効果は出せなかった。(人口約18万5千人)
 

  こうふマイナポイントプロジェクトの特徴

1.総務省のマイナポイント制度を活用した実証実験として、マイナンバーカードの普及率向上を目指して実施

 

2.甲府市の特徴は、市の重要施策である健康施策と環境施策を盛り込んだ

 ①健康チャレンジポイント

 ②エコチャレンジポイント

 ③消防団応援ポイント

 の3本立てで行い、それぞれのチャレンジメニューをクリアするとポイントがもらえる。

 

3.ポイントの受け取りは、auPAYとEdyに変換してもらえる。

  地域通貨(ポイント)にしなかったのは、実施期間が半年間と短く、店舗発掘をする必要がない決済事業者と手を組んだ。

 

4.手続きサポートを対面で実施。(4人体制)

 

5.受付期間は6カ月間、5,000件の登録を予定したが、期間も短く、2,609件、約半数の申し込みとなった。また、新規カード取得者も664人と大きな効果は出せなかった。
  健康チャレンジは、継続した活動が必要なことや、もらえるポイントが少ないなど、申し込み811件に対してポイント付与は57件と低調、エコチャレンジは、申し込み1,620件、ポイント付与は892件と一定の効果が確認された。取り組み内容が簡単で付与ポイントも高いことが効果に表れたと思われる。

 

  視察中のQ&A(一部抜粋)

Q:3つの事業を選んだ理由は?
A:甲府市は健康都市宣言をしたり、ゼロカーボンの推進などに力を入れており重要施策から選定した。


Q:それぞれのチャレンジ項目のターゲット層は?
A:健康チャレンジは高齢者、エコチャレンジは家族層主に30~40代
 

Q:周知方法はどのように行ったのか?
A:ホームページ、ラジオ、広報誌等で行った。特に効率が良かったのは、市民課の窓口で直接営業すると、多くの人が関心を示してくれ、エントリーしてくれた。
 

  所感

マイナンバーカードの普及率を上げる取り組みとしては、面白いと思ったが、甲府市の場合は期間が短く、浸透する前に事業をやめてしまった感がある。

岡崎市の場合、健康チャレンジを同じようにした場合は、スマホアプリの『okazakiまめぽ』を使えばより高い効果が得られるのではないかと考える。

また、例えばインスタグラム等のSNSを使って岡崎市のPRをすることでポイントを付与できる仕組みも考えても良いのではないかと考える。

国の方も動き出し、今後の動きをチェックする必要があるが、岡崎市にも提言していきたい。

 

 

説明していただいた甲府市デジタル推進課のお二人と

 

甲府駅前に武田信玄の像がありました。迫力満点!