昨日のこと…多摩川の支流の
大栗川ってところに行ってきた

(=´∀`)人(´∀`=) AKAIです





チビ(中1男)と
読売KODOMO新聞が主催の
多摩うなぎ調査に参加してきた

(=´∀`)人(´∀`=)
千葉県の東端に住んでる僕たち
東京の東端まで行くのは結構遠かったが
とにかく行ってきた

場所は八王子市の大栗川(多摩川の支流)
まずは市民センターで
中央大学の先生のウナギのレクチャー

_φ(・_・_φ(・_・_φ(・_・
先生は海部先生って人で
年の頃はアラフォーって感じ
先生のことを家に帰ってちょいと
調べてみたら…けっこう凄い人っぽい

↓興味ある人はこっち見て↓
喋ってる感じは
普通の気さくな人やったけどね

(^_-)(^_-)(^_-)
そんな先生に教わったことを
僕の備忘録も兼ねながら
こっちの世界のみんなと共有したいねん

(^_-)(^_-)(^_-)
【ウナギの一生】
謎が多いと言われるウナギの一生

ウナギは南の海で卵を産んでるらしい

サイパンとかグアムのあたりで
↓
卵からかえったあとはレプトレファルス
と言われるシラスウナギの前の状態で
フイリピンあたりまで泳いできて

↓
シラスウナギになりながら
日本をはじめ東アジアの国々の
川にやって来るんやって

↓
川で10年ほど生きたあと
ウナギたちは南の海に向かう

↓
南の海に向かうウナギは
卵を抱えてお腹が膨らみ
なんと泳ぎやすいように
尾びれはオールの形に進化する

↓
南の海に着いたウナギは
卵を産んで死んでゆくらしいわ…

【ウナギの年齢判断】
ウナギの頭蓋骨の中
脳みその近くに耳目(じせき)ってのがある
それに樹木の年輪のような
スジが見れるらしい

体の大きさと年齢は比例しないんだって

食べてるもんが違うから

だから耳石で年齢を
判断する必要があるらしい

耳石を丹念に調べた結果
天然もので食べられるのは
5歳〜7歳くらいのウナギで
大きさは50センチくらいだとか

【ウナギの養殖】
ところでウナギの養殖ってのは
川に戻ってきたシラスウナギを捕まえて
そいつを育ててるものを言うらしい

知ってる人も多いと思うけど
卵から育ててるんじゃないのよね

さっきも書いたけど
天然もんで食べられるのは5〜7歳

でも
養殖もんは1年で大きく成長させる
まぁブロイラーみたいなもんやね

そんでその養殖用のシラスウナギの
なんと7割が違法に取引されて
日本に入ってきてるとか

そんなん知ってた







僕らがスーパーで買うウナギの蒲焼
その7割が違法に育ってる
んやで

【ウナギの漁獲量】
2,500トンも獲れてたけど

今やわずか
60トンくらいしか獲れないらしい

先生は言わはる
まぁ獲る人も減ってるから一概に
この割合で減ってるとは言われへんけど
大幅に減ってることは間違いないねん

※ 先生はもちろん関西弁ではなく
標準語で講義してはりましたが
諸都合により関西弁で表記してます(笑)
子供相手やけど
きちんとしたこと言わはる先生で
カッコええなぁって思ったよ

d(^_^o)d(^_^o)d(^_^o)
さらに先生は言わはる
減ってる理由は食べる量が増えたことと
育つ環境…
特に川の環境が悪くなったからやねん

※ 先生はもちろん関西弁ではなく
標準語で講義してはりましたが
諸都合により関西弁で表記してます(笑)
ってことで
ホンマに川の環境が悪いのか
この目で確かめてみようぜっ
てことで

レクチャーを受けたあと
大栗川へレッツゴーしたわけやねん

o(^_-)Oo(^_-)Oo(^_-)O
さっそく川の生き物を探す子供たち

久しぶりに入る川は
気持ちいいもんやわね

チビも何かをゲットしたみたい

ズームイン



エビらしい

(^_-)(^_-)(^_-)
大物は獲られへんけど小さな生き物は
たくさん獲れたよ

先生が言うほど
川の環境は悪くないんじゃないの



(^_^)(^_^)(^_^)
川の中で先生のレクチャーを聞く

魚やエビ・カニにはウナギみたいに
海と川の両方で暮らす種類がおるねんけど
残念ながらこの大栗川には
そんな種類の生き物はおれへん

昔はおったはずやけど
治水目的で整備された川は
大きなダムや河口に堰を設置したり
岸をコンクリートやアスファルトで固めたり
川の流れを緩めるために
川の途中に堰を作ったりして
生き物が川を昇れなくなってるねん

※ 先生はもちろん関西弁ではなく
標準語で講義してはりましたが
諸都合により関西弁で表記してます(笑)
僕らから見たらちょっとした段差やけど
そりゃシラスウナギからしたら
めちゃ高い段差やわね

大きな有名な(例えば多摩川)では
堰と魚道とを同時に作ってるねん

※魚道=堰に作る川を昇る魚のための道
でもわざわざ魚道を作るのも
お金(=税金)がかかるから
全部の川に作ることは出来ひんねん

大栗川には魚道は作らへんという
国(=国交省)の方針らしいです

だから大栗川はシラスウナギが
昇ってくることが出来ひん

つまりウナギはおれへんねん

※ 先生はもちろん関西弁ではなく
標準語で講義してはりましたが
諸都合により関西弁で表記してます(笑)
↑先生と喋るチビ
(^_-)(^_-)(^_-)
ん〜色々と勉強になったね

今日の海部先生
ウナギの研究をしてはるねんけど
ウナギを守るためだけに環境を良くしよう
って盲目的に声高に
叫ぶだけじゃなくって
ウナギが…生き物が
生きていける環境の整備は大事

でもでも
みんなの暮らしを水害から守るために
川の整備をする治水も大事やし

みんなから集める税金の使い道も大事

とにかくいろんな側面から
多面的に物事を見なあかんで

ってことを教えてくれはった気がする

(^_-)(^_-)(^_-)
どこぞの政党の奴らに
聴かせてやりたいわ
この先生の話を(笑)
(^_-)(^_-)(^_-)
…話を戻す(笑)
(^_^;)(^_^;)(^_^;)
大切で楽しいもんやね

子供のお供で行った勉強会やったけど
大人の僕にとっても
学ぶことが多かった素敵な会でした

以上
追伸:
レクチャーの途中で
血まみれのウナギの解剖シーン
がスライドに映し出された
すかさず子供が叫んでた

かわいそう〜っ

海部先生は言わはる

解剖をせずにウナギが滅んでいくのを
そのまま何もせずに見ておくのがいいのか

解剖をしてウナギの生き方を
研究して増やしていくのがいいのか

つまり
将来もうな丼を食べられるのがいいのか

それとも食べられなくなってもいいのか

どっちがいいねん

※ 先生はもちろん関西弁ではなく
標準語で講義してはりましたが
諸都合により関西弁で表記してます(笑)
すかさず子供は叫ぶ
うな丼食べたい〜っ



(^_-)(^_-)(^_-)
おそらく参加者の誰よりも
ウナギを愛しているであろう先生の言葉
なんのためにやってるのか
目的が明確な人の言葉は強い

なんのためにやってるのか
目的を明確に持つことを心がけて
生きたいものですね
