学生実習 続編 | 飯塚病院 漢方診療科のブログ

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Hです。

先週1週間、2名の学生さんKさんTさんが実習にいらしていました。Kさんは実習中にも感想を書いてくださって前回記事になっています。朝8時からのレクチャーと外来見学、午後には講義と漢方三昧で過ごされていました。お二人とも大変熱心で、漢方に限らず今後の進路についても多く質問をして吸収していました。

 

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Kさん:

5日間、有難うございました。はじめての病院実習と言うこともあり、どう診察室で陪席してよいのやら、、、と分からないことだらけでしたが、T先生をはじめ暖かい先生方・スタッフ皆さんのお陰でとても充実した実習を受ける事が出来ました。
この実習の前は、他の科に興味がありましたが、この実習を受けて総合診療科に行って漢方を勉強するのもありだなと思い、進路について真剣に悩み出しました。
また今回の実習では、漢方のカバー範囲の広さに目から鱗でした。将来は、漢方がきちんと処方出来て、先生方の様に総合的に人を診る事が出来る医師になりたいと強く思うようになりました。短い期間でしたが、本当にお世話になりました。

 

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Tさん:

5日間という短い期間でしたが、薬局での漢方薬調剤実習、漢方外来の見学、漢方に関するレクチャーなど、飯塚病院の漢方診療科でしか出来ないようなことをたくさん体験させていただきました。
薬局実習では、漢方外来で処方される漢方薬がどのように作られるのかを学びました。製薬会社が販売しているエキス剤の漢方薬しか見たことがなかったのですが、エキス剤以外に煎じ薬、散剤、丸剤などがあるということを知りました。また、これらの漢方薬を構成する原料を実際に嗅いだり食べたり、説明を聞いたりして、それぞれに特有の香りや味、効果があるということを体感しました。
また、漢方外来では、先生が舌を見たり、おなかを触ったりして何を判断しているのかが初日はよくわからなかったのですが、わからないながらに先生の丁寧かつ素早く患者さんを診察している様子に感銘を受けました。レクチャーを受けることで、外来で何をしているかが少しわかってきたのですが、レクチャーでは漢方薬にも西洋医学の薬と同様に副作用があるということも学び、医師となったときに漢方薬の知識がないまま処方することの危険性も感じました。大学に戻ったら西洋医学の知識を増やしつつも頭の中に漢方も忘れないようにしたいです。
医学生として病院を訪れるのは初めてで不安なことも多かったですが、先生方のおかげで貴重な体験を得ることが出来ました。
5日間お世話になりました。ありがとうございました。