10月になり,今日から漢方診療科には二人の先生が
1ヶ月の研修に来てくれました
九州大学の研修医さんと,歯科口腔外科の研修医さんです
二人とも,女医さんです
写真掲載許可をくれた,歯科口腔外科の先生
この先生に歯を治してもらいたい,という患者さんが殺到しそうな可愛さ
ところで,歯科口腔外科って,つまり歯医者さんって,
漢方薬にどう関係があるのかしら??
ってちょっと疑問を感じる方もいるのでは?
実は,歯科領域でも,
漢方薬は結構使えるんです
有名なのは, 「立効散」(りっこうさん)というお薬。
これは,歯の痛みに使われる漢方薬です。
漢方薬の古典の本では,
「牙歯痛んで忍び難く,・・・・・」
「・・・牙歯疼痛を治するの神なるものなり」
「痛むところに含んで,痛立ちどころに止む」
などと記述されており,
歯痛,抜歯後の疼痛に,
一口ずつ口の中にしばらく含んでから飲み下すのが良いそうです。
口に含むと,ピリピリと適度にしびれ感があり,
歯の痛みが和らぎます
立効散は,
細辛・升麻・防風・甘草・竜胆の5種類の生薬で出来ています。
この中で,特に細辛(さいしん)が,ピリピリする原因で,
局所麻酔作用・鎮痛作用があると言われています
近頃親知らずが疼く私は,
抜くことになったら是非試してみようと企んでいます
漢方薬って本当に,
色んな領域で,使える薬があるんですねえ