こんにちは。

 

Mリーグではセガサミーフェニックスがデイリーダブルを達成し、反撃気配にワクワクしております。そして国内競馬の方はいよいよ初GⅠが待ち構える2月中旬。再来週にはサウジ開催も待ち構えています。全然更新できていない当ブログですが、書きたいネタは溜まっております。少しずつでも消化していきましょう。

 

 

  2月2週国内競馬振り返り

 

 

週末の外れ馬券です。お納めください。

 

GⅢクイーンカップ、サンセットビューは6着。人気のわりにめちゃくちゃ頑張りました。クイーンズウォークアルセナールのパフォーマンスが抜きんでてましたね。桜花賞は結構メンバー揃いそうで楽しみです。

 

GⅢ共同通信杯、ミスタージーティーは折り合いを欠き7着。トライアルをメイチでいかなかれば行けない状況となりました。逆境に打ち勝て!それにしても大概スローペースになるレースとはいえ、今回はちょっと異常が過ぎる。そりゃパワーホール残りますって。ジャスティンミラノ戸崎騎手のポジション取りは完璧でした。

 

GⅡ京都記念、ブレイヴロッカーは6着。うーん、なんともいえない。スタートで躓いたり、最終直線でプラチナトレジャーに突っかかられて進路が狭くなったりとスムーズな競馬ではなかったのは確かなので、次に期待です。個人的にはゆきやなぎを走ったときから距離延長で見たい一頭なので、長距離戦を試してほしいと勝手に思っています。プラダリアに漂いはじめたGⅡ大将の風格……あと、バビットがめちゃくちゃきれいでしたね。復活の兆しを見せてくれて嬉しいです。

 

まあ、先週と違ってドゥラっ子が3頭勝ってくれたので良しとしましょう。ダノンボレロ、コスタレイは1勝クラス、有馬の日に出走取消があったことですっかりその名前を憶えてしまったドゥラレジリエントは2勝クラスを突破しました。

 

コンドライトはダートに代わって大敗。なんかドゥマイシングと同じような事してませんか?鬼の連闘を見せたグレースアイリス、どうにもプボの弟というだけで反応が鈍いように見えてしまうマテンロウノカゼも奮わず、3歳勢は厳しい戦いが続きます。中でもホウショウリナは1勝できると踏んでいたのですが、カンタ騎手の逃げにやられました。トライアルに出てこれる子も数が限られそうなのがきついなあ。

 

あと、ドゥラ関係ない所でいうと、雲雀ステークスでやっぱり最後に届かないレイベリングのお家芸が見られたり、飛鳥ステークスでタイホルの菊にいたエアサージュが6歳にしてオープン入りを決めたり、メンツが妙に面白かった洛陽ステークスをドゥアイズが勝って4歳世代の一翼として気を吐き、相変わらずアサヒはお見送り枠として馬券入りしてたり、初音ステークスではコンクシェルが盤石の勝利を収めて4歳牝馬世代って結構すごいのではと思ったり、北山ステークスでは3,4コーナー中間からとんでもない手応えと岩田康騎手の剛腕で人気薄のゴーゴーユタカ(名前もネタ満載)が全馬をぶち抜いてWIN5購入勢を阿鼻叫喚に落とし込んだり、ラブリーデイ産駒のエース、ゾンニッヒが北九州短距離ステークスで惜敗したり。

 

ダラダラ書きましたけど、そんな感じで楽しんでます。

 

 

2023 エクリプス賞 振り返り

展望はこちらから↓

 

年齢表記は2023年時点のものです。付記してあるレース名は今年勝利したGⅠレースです。

 

年度代表馬

「コディーの願い」

コディーズウィッシュ

Cody's Wish

5歳牡馬、アメリカ、5戦4勝

チャーチルダウンズS

メトロポリタンH

BCダートマイル

【詳報】

難病の少年、コディー・ドーマン君(引退レースを観戦した帰途にて逝去)の希望であり続けたマイル王が219票中134票(61%)を集め、年度代表馬に輝き、有終の美にもう一花を添えました。次点は37票(17%)で「白き豊穣」ホワイトアバリオ、続いて21票(10%)で「手慣れた勝利」イディオマティックでした。予想は大外れ…。

 

最優秀2歳牡馬

「迅雷風烈」

フィアースネス

Fierceness

2歳牡馬、T.プレッチャー、3戦2勝

BCジュベナイル

 

最優秀2歳牝馬

「ご参考までに」

ジャストエフワイアイ

Just F Y I

2歳牝馬、W.モット、3戦3勝

フリゼットS

BCジュベナイルフィリーズ

【詳報】

2歳部門はBCを制した2頭が200票以上の得票を集めて順当に受賞しました。フィアースネスは今年初戦のGⅢホーリーブルSであっさり3着に敗戦し、順当なスタートとはならず。変わった馬名であるJust F Y Iは、父名Justifyとビジネス用語JUST For Your Informationからの言葉遊びです。二つ名のひねりがなくて申し訳ない。

 

最優秀3歳牡馬

「白銀の聖夜」

アルカンジェロ

Arcangelo

3歳牡馬、J.アントヌッチ、5戦4勝

ベルモントS

トラヴァーズS

 

最優秀3歳牝馬

「いたずらっ娘、世に憚る」

プリティミスチヴァス

Pretty Mischievous

3歳牝馬、B.ウォルシュ、6戦4勝

ケンタッキーオークス

エイコーンS

テストS

 

【詳報】

3歳部門も牡牝共に順当な受賞となりました。それぞれBCクラシック・BCディスタフをスクラッチした2頭というのが何とも味わい深い。アルカンジェロは引退・種牡馬入りとなったため、BCクラシックで見たかったなあという思いは募ります。ゴール前で熱狂している女性調教師(米国クラシック競走制覇は女性初の偉業)、ジェナ・アントヌッチ女史の姿をBCでも見たかった。

 

最優秀古馬牡馬

「コディーの願い」

コディーズウィッシュ

Cody's Wish

5歳牡馬、W.モット、5戦4勝

チャーチルダウンズS

メトロポリタンH

BCダートマイル

 

最優秀古馬牝馬

「手慣れた勝利」

イディオマティック

Idiomatic

4歳牝馬、B.コックス、9戦8勝

パーソナルエンスンS

スピンスターS

BCディスタフ

【詳報】

年度代表馬投票1位と3位が受賞しました。投票2位にしてBCクラシック覇者「白き豊穣」ホワイトアバリオも十分な実績を有していましたが、古馬牡馬部門の投票でも次点に甘んじ、今回は受賞ならず。イディオマティックは219票中211票を集め、今回の投票では最も高い得票率を記録しました。

 

最優秀短距離牡馬

「強大な権力者」

エリートパワー

Elite Power

5歳牡馬、W.モット、5戦4勝

AGヴァンダービルトH

BCスプリント

 

最優秀短距離牝馬

「安らかな夜」

グッドナイトオリーヴ

Goodnight Olive

5歳牝馬、C.ブラウン、5戦3勝

マディソンS

BCフィリー&メアスプリント

【詳報】

短距離は牡牝ともに2年連続の受賞となりました。BCスプリント連覇した馬とBCフィリー&メアスプリント連覇した馬なので、納得しかない。エリートパワーはBCスプリントを引退レースとすることを発表しており、今年から種牡馬入り。グッドナイトオリーヴもつい先日引退と繁殖入りを発表しました。2頭のスーパースプリントホース配合とかあるんでしょうか。スマストの3×3+デピュミニの4×4×5なので少し濃いかな。

 

最優秀芝牡馬

「気分上々」

アップトゥザマーク

Up to the Mark

4歳牡馬、T.プレッチャー、7戦5勝

ターフクラシックS

マンハッタンS

クールモアターフマイル

 

最優秀芝牝馬

「ハリケーン・アイ」

インスパイラル

Inspiral

4歳牝馬、J&T.ゴスデン、5戦3勝

ジャックルマロワ賞

サンチャリオットS

BCフィリー&メアターフ

【詳報】

芝馬部門は面白い2頭となりました。愛米日の三傑が名勝負を見せたBCターフにて2着に入ったアメリカ馬アップトゥザマークが141票を集め牡馬部門を受賞。引退後の繋養先まで決まっていますが、肝心の引退時期がいつなのか明言されていませんので、来年の現役続行もあるとは思います。BCターフを制した「衝撃の彫刻家」オーギュストロダンは60票で次点まで。カルティエ賞でもエクリプス賞でも受賞漏れに遭ってしまいました。そして唯一、海外馬からエクリプス賞に選出されたのはイギリスのマイル女王インスパイラル。こちらもカルティエ賞では受賞漏れとなっていたので、エクリプス賞を受賞出来て一安心です。こちらも現役続行には意欲的です。マイルどころか10ハロンまで克服した彼女の今後のレース選択には要注目でしょう。ちなみに、古馬牝馬部門は上位4頭が欧州馬(インスパイラル、インイタリアン、モージ、アニゼット)で占められていました。

 

最優秀障害馬

「飛んで跳ねての大騒ぎ」

メリーメイカー

Merry Maker

7歳騙馬、A.キングスリーJr.、4戦1勝

ロンサムグローリーH

最優秀馬主

ゴドルフィンLLC

Godolphin LLC

UAE

獲得賞金 $17,270,233

本年GⅠ12勝

BCダートマイル(コディーズウィッシュ)

エイコーンS(プリティミスチヴァス)

 

最優秀生産者

ゴドルフィン

Godolphin

UAE

獲得賞金 $20,907,146

BCダートマイル(コディーズウィッシュ)

エイコーンS(プリティミスチヴァス)

 

最優秀調教師

ウィリアム・モット

William mott

ニューヨーク拠点、71歳

BCダートマイル(コディーズウィッシュ)

BCスプリント(エリートパワー)

【詳報】

アメリカ競馬を青一色に染め上げようとしているゴドルフィンが4年連続の最優秀馬主および3年連続の最優秀生産者に選出されました。

また、米国競馬殿堂に名を連ねるレジェンドが4回目の最優秀調教師となりました。90年代にはシガー(95・96年度代表馬)を管理したことで名をはせた名伯楽は、今年のエクリプス賞受賞馬を3頭(コディーズウィッシュ、エリートパワー、ジャストエフワイアイ)輩出しました。調教師部門の次点はブラッド・コックス師。

 

最優秀騎手

アイラッド・オルティスJr.

Irad Ortiz Jr.

31歳

獲得賞金 $39,192,585

BCクラシック(ホワイトアバリオ)

ペガサスWCT(アトーン)

【詳報】

自身が持っていた単年の最多獲得賞金記録を更新しました。ここ6年で5回目の受賞となり、押しも押されぬ合衆国トップジョッキーに上り詰め、君臨し続けています。次点はハビエル・カステリャーノ騎手。

 

最優秀見習騎手

アクセル・コンセプシオン

Axel Concepcion

18歳

獲得賞金 $5,179,154

 

  OUTRO

週末にはカタール開催とフェブラリーステークスが待ち構えています。それについての記事を出したいのですが……最近更新頻度落ちてるし、どうなるか分かりません。ゆるりとお待ちくださいませ。

 

ドゥラエレーデ×ムルザバエフ騎手が調教から暴れ散らかしてましたけど……大丈夫なんか、本当。

 

それではまた。