社会文教常任委員会 | 前竹田市議会議員 井ひであきの市政レポート直行便ブログ版

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わかりやすいみんなの政治!をめざして、日頃の活動や、市政のなかで思ったこと・感じたことを綴っていきます。

今日は社会文教常任委員会でした。


常任委員会とは・・・


議会は議員が全員そろってすべての議案を審議するのが理想ですが、議員数が多くなると質疑だけでも膨大な時間がかかるし、案件が多くなり、専門的・複雑になるにつれてきめ細やかな審議が難しくなります。

それとともに運営が形式的になり議会の権威も落としていくことになると考えられています。

全員がそろった本会議のみでは、多数の議案を効率的に処理することは不可能になっていくし、議員もまたすべてに通じることは困難です。

委員会制度はこのような欠陥を補完して、審議が実のあるものになるよう工夫されたもので、戦後アメリカ民主主義に倣って国会や地方議会にも採用されるようになりました。



常任委員会では、その部門に属する事務に関する調査を行い、議案、請願・陳情を審査するための常設の機関です。


竹田市の場合は、社会文教、産業経済、総務、建設の4つの常任委員会があります。


議員は必ず一つの常任委員にならなければなりません。


私は社会文教委員で、歳出でいえば民生費、衛生費、教育費を審議します。

担当課でいくと、窓口の市民課、国民健康保険などの保健課、ゴミ処理などの環境衛生課、健康づくりの健康増進課、生活保護や子育て支援などの福祉事務所、学校関係の教育委員会、遺跡発掘などの文化財課、生涯学習課や公民館などが所管になります。


おわかりのように一番生活に密着した内容で、いろいろと批判の多い後期高齢者医療制度や学校の統廃合など難しい案件も多い委員会です。


その分とっても勉強になります(せざろう得ない!)



今日の審議で明らかになったこととしては、公民館や体育施設の予約をインターネットや携帯からできるようにするシステム導入で約2000万円、救急医療に対する市の単独補助で新たに252万円を追加し819万円などがありました(他にもたくさんありますが、膨大になるので目新しい内容だけ)。


私が執行部側に伝えた意見・要望としては、

津久見市のように入れ歯を集めて財源にしてはどうか!!!(笑えるかもしれませんが、1000万円以上を津久見市は集めているビックリマーク)、

岡城の整備に毎年4~5000万円かかっているが、入場者は減ってきている。整備するだけでなく、ソフト面も考えるべきあせるなどを挙げました。


流れとしては、委員会でそれぞれの議案、陳情・請願を審議してそれぞれの議案に賛成・反対、陳情・請願は採択・不採択・継続審査すべきと委員会としての意見を出します。


その後、本会議で委員会での報告をもとに議員全員が審査にあたり、議会としての意思表示=議決と手続きが進みます。


手続きが複雑で面倒に思えますが、このシステムはよく出来ています。


執行部とのやりとりや議会のなかでのやりとりを通じてひとつひとつの議案がより深まっていきます。議案の修正や否決などで執行部側の独断専行も抑制できる訳です。


という感じでただ今、議会制民主主義を勉強真っ最中です!!


政治家や政党に対する批判は多くても、議会制民主主義そのものに対する批判が少ないのは、やっぱり議会制民主主義はよく出来たシステムということなんですかね???


今日の委員会での報告から少し内容がずれてしまいました。。。