ジュジュがベッタリまったりくっついてるこの人は・・・。
ひっくり返ってナデナデをせがんでいるこの人は・・・。
ジュジュの育ての母、月さん です。
マーブルさん 預かりのハニーちゃんのお届けが所沢だったので、わざわざジュジュに会いにきてくれました。
ジュジュは月さんの車が我が家に入った瞬間から、月さんが到着したことに気付いていました。
『ワンワン！！』っと吠え、先ずは私に来客を知らせました。
居間のドアを開けると、ジュジュのテンションは鰻登り・・・。
転がるように玄関のドアの前に立ち、シッポをブンブン。『ワンワン！！』
ドアの外からは、『ジュジュちゃ～ん。』と月さんの優しい声。
ドアを開けると・・・ジュジュ、庭先へ飛び出して行きました。
そして、月さんの周りをクルクルと・・。
ジュジュ、本当は覚えていたんだね。
誰が来たって、っこんなに喜ぶジュジュは今まで見たことがないよ。
足も拭かずに部屋に入り、ジュジュはずっと月さんにまとわりついていました。
撫でられながら、私の顔を見て『ジュジュ、とっても嬉しい。ずっとこうして欲しかったの。』っと、でも言ってるかのよう。
だって今日の月さんは、ジュジュだけの月さんだったのです。
ジュジュが家に来てから、初めて月さんに会いに行った時、ジュジュは思いっきり知らんぷりでした。
きっと、ジュジュは『あたしのこと棄てたくせに！よそのコなんか連れて歩いてるわ！ケッ！』っと思っていたのでしょう。
ＭＡＲＹちゃんや虹ちゃんをしっかり覚えてるジュジュが、月さんだけをキレイさっぱり忘れるなんて。おかしいな？っとジュジュを知れば知るほど疑問に思っていました。
ジュジュはジュジュだけの月さんを待っていたに違いありません。
よかったね、ジュジュ。
ジュジュは棄てられたんじゃないんだよ。助けられたの。
ありがとう、ってしなくちゃね。もう、わかったよね。
いっぱい、いっぱい撫でてもらって、うれしかったね。
っと、ジュジュが幸せいっぱい胸いっぱいでいたら・・・。
あれあれあれれ・・・やっぱり他のワンコが・・。
しかも、とってもゴージャスじゃないの～。
『ねえ、あなたもやっぱり月さん ちのコ？』
『ううん、オレはｋｉｃｃｏさんちの預かり犬 。ジョイ、って言うんだ。よろしくな。
オレ、今は犬だけど、空ぶかしのバイクにも変身できるんだぜ～。』
『？？？？』
・・・・・続く。