星の数・基準について
最近、ときどき聞かれることがあるので、念のため書いておこうと思う。
お前の菓子パンやらジャムやらの評価に使っている☆の数は、どんな基準なのか!?
と。
厳密な評価基準があるわけではないのだが、まあ私という人間がどんな人間であり、このブログによって何を発信しようとしているのかを知っていただくためにも、ある程度はハッキリさせておこう。
☆☆☆☆☆・・・
・売ってなかったら、スゲェ悲しい。
・食べたいと思う時にいつでも手に入れたい。
・こんなウマイ食い物に出会わせてくれて、心よりジャム(菓子パン)神に感謝奉る。
・売ってたら絶対に買う。
☆☆☆☆・・・
・すごくおいしいのだけれど、何か気にかかってしまう点がある。
・すごくおいしいのだけれども個人的な趣味として満点をつけるのが口惜しい。
・探すまではいかないが、あったらうれしくて買うかも。
☆☆☆・・・
・おいしいのだけれども、特別な感じがしない。
・他にうまそうなものがなければ、これを買う。
・買って損をした、までいかないが、決して得をした感じはしない。
・ヤマザキのイチゴスペシャル程度の存在感である。
☆☆・・・
・空腹ではあるが、他に何も売っていなければ買うしかない。
・もっと作りようがあっただろうに、というような作りである。
・なんか口直しに、おいしいものを食べたいなぁ、と思ってしまう。
☆・・・
・何コレ?って感じ。
・まったくおいしいと思えない。
・逆の意味で、こんな食い物に出会えてよかったと感心してしまう。
・作り手の気持ちが何も伝わってこない。
・絶対に二回目は買わない。
・コレしか売ってなかったら、他の店に行って他の食い物を買う。
と、こんな感情で評価している。
おわかりいただけただろうか。
てか、そんなこの評価をマジメに見らんでくれぇ....・°・(ノД`)・°・
ヤマザキ・パンdeシュー きなこもち風味
ヤマザキパン・パンdeシュー きなこもち風味
126円 464kcal
☆☆☆☆
名古屋の友人を訪ねたときにお土産にいただいたものであるが、何のことはない。宮崎にも売っていた、というパンである。
ヤマザキが、強くシリーズ化を進めていると目論んでいるであろうパンdeシューシリーズである。
表面にシュー生地を施した中に、複数種類のフィリングを注入した、パンである。おそらくコンセプトは、「あまりにもシュークリームでは食い足りない」という欲求不満を解消するためであるから、ある意味、ジャンボプッチンプリンみたいな狙いなのであろう。
で、本商品はおそらく、そのシリーズの第二弾と思われる。
スペックは実にヤマザキらしく豪華絢爛である。
説明しなくてもパッケージを見てもらえればわかるが、一番下に香ばしいきなこクリーム、上にはなめらかなきなこクリーム、そして、その間にはいわゆる餅米を練って作られた求肥が敷かれている。
あいにく、我が家には食品を切るための包丁がないため、いつもは手で器用に割って中を確認するのだが、今回はもっちり感を出すための求肥がジャマで手できることが敵わなかった。そのため、中の二種類のきなこクリームの違いがハッキリとはわからなかったことが悔やまれる。
ただし、確実に把握できたのは、上段のきなこクリームはきなこの塊のような粉っぽい食感のクリームであったことだ。
私は菓子パン好きであるのだが、実はきなこ系のパン、あるいはチョコレート商品というものを買ったことがなかった。
それは、きなこが持つ、どうしようもないチープ感や圧迫感が原因なのである。
幼い頃に、我が家では正月になると、朝から晩までモチを食わされていて、私はそれがすごくイヤだったのである。で、子供の私であるから、モチの食い方はきなこモチだった。だから、きなこは今でも、見るたびにうんざりしてしまうのである。
また、きなこ系のスイーツは「日本人なんだから、これをウマイと言え」という強迫観念を感じているのも事実である。つまり、卑怯さを感じてしまう。
で、今回はまともに食ってみたのだが、コレはハッキリ言ってうまいパンである。きなこを見直すイイきっかけになったと言わざるを得まい、という感じである。
きなこの持つチープな臭気は、ほどよくシュー生地の風味で抑えられて食いやすい。またモチの食感もしつこくなく、硬くなく本当にもっちりとしている。
そして、印象的なのは上段の粉っぽいクリームであるが、コレのインパクトはかなり大きい。完全にここが主役であろう。甘さや風味も十分であるが、何よりその滑らかな質感は、他のパンメーカーには真似できないと言っても過言ではない。
この上段のクリームの質感、この小さなパンの中にできている三層構造。
以上の二点から感じることはヤマザキの技術力である。「技術のヤマザキ」である。
フジが菓子パン界のダイドードリンコなら、ヤマザキは菓子パン界の日立製作所か本田技研と言ったところか。
さらに、この技術の粋のようなパンを120円というレギュラー価格で販売できるのもヤマザキだからできるのであろう。ハッキリ言って、安い。
個人的なきなこに対する負のイメージとシュー部分が硬くてうるさい感じがすることで減点部分があるが、基本的にはかなり皆様にお勧めしたいパンである。
甘さ・・・良い
フジ・大福みたいなホイップあんぱん 抹茶
フジパン・大福みたいなホイップあんパン 抹茶
???円(いただきもの故。スーパー特価で98円) 338kcal
☆☆☆☆
名前が長ければ、パッケージの説明文まで長いという商品である。曰く
「もっちりとした食感の白いパンに小豆かのこ入りの抹茶あんを包み焼き上げ、抹茶ホイップクリームを入れました。」
というわけで、製品の概要説明は不要であろう。
私の住んでいる宮崎県では、決してフジパンは菓子パンメジャーではないために、見かけた記憶はないのだが、この製品はシリーズ物であるらしく、昨年はいわゆるホイップあんパン、つまり普通の小倉あんとホイップクリームの組み合わせで販売し好評を得ていたらしい。
で、今年は、これに抹茶テイストをブーストして新たな商品として販売したらしい。
何がスゴイかというと、あんにもクリームにも抹茶を入れたところが、菓子パン界のダイドードリンコ・フジらしい。
この感覚は、王者ヤマザキを除けば、到底実現できないものであろう。まったく、フジの商品開発部門のクルーたちに実際にお会いしてみたいものである。
で、問題の味の方だが、確かにおいしい。
私個人があまり好きではない、もっちり白パンのボリュームにまったく負けていない量と存在感のダブルスイートペーストは食い応え十分である。
また、やもすれば途中で気持ち悪くなってしまう甘さになってしまうあんとホイップの組み合わせであるが、絶妙なバランスの甘さも秀逸である。
ちなみに抹茶感も、渋すぎず、かと言って入っているかいないかわからない、というようなレベルでもない。
さらに、これは計算されたモノとして考えたいのだが、一番下の写真をご覧いただければご理解いただけるモノと思うが、ホイップとあんが斜めにポジショニングされている点も見逃せない。
つまり、これならば最初はホイップのみ、次にあんとホイップの組み合わせ、最後はあんのみというように、運が良ければ、一つのパンで3つの味が楽しめるのである。
良いことずくめであるようなパンではあるが、改良すべき点ももちろんある。
まず、第一に、個人的にはもう少し抹茶感を出しても良かったのではないかと考える。例えば、思い切ってホイップの方は砂糖を最小限だけにして、脂肪分だけで甘さを作り出し、抹茶をごっそり入れてしまう、という具合である。これだけ緑色をしているのだから、さぞ抹茶味がするのだろうと思っていたのだが、多少拍子抜けであった。
それと、これはフジのサービスであるのだろうし、あるいはもっちり白パンの表面がパッケージの内側にはりついてしまわぬための工夫にもなっているだろうが、表面の片栗粉?は不要であろう。
私の友人なぞは、デートの前に車を運転しながら、これを食ってしまって、もうあちこちを白い粉だらけにしてしまい大変な目に遭ったそうだ。
まあ、そういうマイナス面はあるが、概ね高い評価をしてもよい出来のパンであることは間違いない。
ぜひ、一度ご賞味あれ。
甘さ・・・良い
パンの食感・・・普通
コンセプト・・・良い
コストパフォーマンス・・・良い


