フランソア・黒の贅沢
※これまで、このメーカーを「フランソワ」と表記していましたが、正しくは「フランソア」でありました。
68円(スーパーの特売) 369kcal
☆☆☆
こういうのは、ちゃんと連続してアップせねばなるまい、という義務感に駆られて、珍しく毎日アップである。
昨日にアップしたフランソア・白の至福 と対になる姉妹商品である。
件の記事でも書いたように、やや時代遅れ的な感じが否めない高級感を持たせたデザインのパッケージが売りの商品である。
白の至福が白いパンにホワイトチョコ、そしてホイップクリームであるのに対して、本商品は
「チョコレートクリームをサンドし。チョコレートをかけました。」
とあるように、黒を売りにしているのは言うまでもない。
おそらくココア風味であろうか、黒褐色のパンにチョコレートクリームをサンドして、チョコレートがかかっている。
さて、問題の食感であるが、残念ながら白の至福と同様にパッケージの秀逸なデザインほどのインパクトはあるとは言い難い。
黒褐色のパンには、コクというかなんというか表現しにくいのだが、独特の風味がありそう悪くはない。
ただ、いかんせんパサパサしすぎていて、このヴォリュームが裏目に出てしまっている。つまり、黙々と...以下略。
またかかっているチョコも少なく、おいしいチョコなのかどうなのかを判断できる量ではない。
とにかく、デカさだけが際だってしまって食いにくいパンという以外に評価のしようはない。
なんにしろ、パッケージのインパクトから過大な期待をしてしまうわけで、そのガッカリ感たるや筆舌に尽くしがたいのである。実に、フランソアらしくない商品である。
名前こそ、黒の贅沢ではあるが、ちっとも贅沢なパンではないことは間違いない。
ただ、決してマズイパンではないしクリームの量は十分と言っても許されるボトムラインはクリアしているので、特売の価格であれば、少なくとも白の至福よりは試してみる価値はあるレベルの買い得感があるパンではあるし、損をした気分にはならないと思う。
コレが130円で売っていたらブチ切れるがwwwww
甘さ・・・普通
パンの食感・・・やや低い
コンセプト・・・やや低い
コストパフォーマンス・・・非常によい(特売なら)
フランソワ・白の至福
68円(スーパーの特価) 403kcal
☆☆
今は昔の、私のお気に入りであった九州ローカルメーカーのフランソワの新商品である。
どういう効果、そして展開を狙っての路線なのかわからないが、本商品「白の至福」と姉妹品である「黒の贅沢 」という一風変わった名前の菓子パンである。
このように、一見ミスマッチともとれる広告の商法は、一時期流行したが、最近は意外にもあまり見かけない。やや古い作戦とも言えるかもしれない。
何にしろ、いわゆる高級路線を狙っているのだろうが、残念ながら完全に裏目に出てしまっていることは、スーパーでほとんど半額に近い価格で売られてしまっていることから明らかであろう。
内容的には、パッケージに落ち着いた雰囲気のモノトーンで書いてある
「ホイップクリームをサンドし、ホワイトチョコレートをかけました。」
という、そのままであり、ふわふわ感が強いパンにホイップクリームをサンドして、ホワイトチョコをかけてある、という代物である。
ところが、食べてみてその実体を知ることで、この商品が完全に看板負けしていることに気づいてしまう。
第一に「白の」の主役でもあるホワイトチョコが少なすぎる。というか中途半端なのである。本当にかけてみただけで、ホワイトチョコらしさを味わうこともできない量でもあるし、少ないならばもっとコクのあるチョコを使うべきであるのに、非常にマイルドなものを使っているからか、まったくそれを楽しむことができない。
さらに、ひどいのはパンである。やはり白いパンはダメ、という私の中の価値観に改めて確信を持ってしまう。とにかくボソボソしていて、ちっともうまくない、いわゆるボソボソのパンをただひたすら食べるというルーティンワークの苦痛を味あわされることになる。しかも、大きさというか厚さが非常に中途半端で食べにくいこと夥しい。
この手のサンドモノ、はパンとサンドされているペーストを一緒に口の中に入れることで味わいを楽しむべきであろう。しかし、本商品の厚さではよほど口を大きく開けることができる人物でなければ、それが叶わない。
唯一、評価してもよいと思われるのはホイップクリームである。フランソワのホイップクリームはだいたいどの商品でもうまい。それは本商品でも言えることで、やはり悪くない。ただ、残念ながらこれも量が少なすぎて、到底楽しむには十分ではない。
とにかく、何もかもが中途半端で、狙いが全くわからないパンである。
もしも、本商品がパッケージのデザインのセンスからおしゃれを感じさせたいのならば、もう少し「食べやすさ」を考えるべきではなかっただろうか。
これでは、「こんなパッケージをデザインしてみたんだけど」とパッケージで良いデザインを思いついて、それを使いたいからパンを適当に作った、という見方もしてしまう。
何にしても間違いなく、あっという間に消えてしまうパンであろう。
そう考えると「パッケージのデザインの発注にだいぶ金かけたのではないの?」とちょっと心配になってしまう。
甘さ・・・普通
パンの食感・・・やや低い
コンセプト・・・やや低い
コストパフォーマンス・・・非常によい(特売なら)
フジ・苺のミルフィーユ ナポレオンパイ風
125円(スーパーの特価で100円) 463kcal
☆☆☆☆
いかにもフジらしい一品である。
春先に読者の方からのリクエストにより「イチゴ」モノを買いあさったはいいが、一向にレポートが進まず、ようやくアップの2010春のイチゴシリーズである。
なかなかしゃれたデザインのパッケージに好感が持てる。
ミルフィーユといえば、食べるときにボロボロと崩れてしまい、食いにくいことこの上ないという食べ物の代表であるが、本商品は生地に強力粉でも使っているのだろうか、腰が強く思っていたほど崩れなくて食いやすかった。
また、これには表面のアーモンドトッピングも一役買っていると思われる。菓子作りのテクニカルタームスは詳しくないので、なんというのかわからないが、アーモンドが載っている表面部分がもちもちした食感なのである。
これにより、食感が硬くなっているため、ミルフィーユはサクサク感がすべてと思っている向きには不評かもしれないが、私個人としては別の風味を楽しめるし、何より食いやすいため本商品のパフォーマンスの向上につながっていると思っている。
断面写真をご覧いただければおわかりと思うが、ジャムの量が少ないかと若干の心配をしていたが、食べてみてまったくそれは問題にならない。むしろカスタードクリームの邪魔をせず、引き立たせている役割を見事に演じきっている。まあ、ある意味、主役になるはずのイチゴが素晴らしい脇役になっているのは皮肉とも言えるかもしれないが。
また、使用されているカスタードクリームがかなり甘いため、もしもさらにイチゴジャムが主張してしまっていたら、相当な甘さのパンになるであろうから、そういう意味でも控えめな量のイチゴジャムは結果的に成功であると言えよう。
そういうわけで、私としてはかなり出来のヨイ部類のパンであると評価したい。
なお「ナポレオンパイ」というのは銀座のレストラン「マキシム・ド・パリ」でイチゴのミルフィーユにこう名付けたことから使われるようになったものであるらしい。
ということは、この商品に謳われている
「アーモンドをトッピングしたカスタードと苺ジャムをサンドした、フランスの気品ある伝統菓子をモチーフにしました。」
の一節「フランスの気品ある伝統菓子」という表現はいかがなものかと思わなくもない。まあそのあとで「モチーフ」という言葉を付しているところが興味深くもあるし、そもそもミルフィーユ自体がモチーフの対象と考えれば、どこもツッコミどころもないわけではある。何よりも、そんな細かいことを気にする必要など、どこにもないわけだが。




