2月からはじめて、そろそろ2か月。
プレ段階で中学への算数を進めていたので、思考力はほぼ養われていたと思うのですが、2月の時点では若干の足りなさを感じるところでした。
はじめの一月で、足りていない論理的思考力が養われ、正答率がだんだん上がって。
それに伴って、問題レベルを段々上げて。
今のレベルは、明大明治中名物のニュートン算に初見チャレンジして、散々悩んで後半は届かない、といったところです。
いま、ボーイが言うのは、「上位校の問題は、解き筋が見えないのがある。」
「見えないっていうか、見えようがないっていうか。」
「あれこれ試しているうちに、見えてくる。」
あー・・・、なんだかどこかで聞いたような。
ひっかかりもなく、とりあえず手を動かしていくうちに、次第に見えてくるのが最上位校レベルの算数だとか、どうとか。
予習シリーズ小5までの問題は、解き筋が見える問題。
小4で一番難しかったトップレベル模試の問題も、見える問題だと。
見えているけれど、なにかをミスしたり、分岐を間違えたり、パラメーターが抜けたり。
過去問に入り、はじめて出てきたのが、「解き筋の見えない問題」だそうです。
ここに厚い壁がありそうだな、と思います。
基礎は入れ終わった。
応用演習も、だいたい終わった。
論理的思考力も、必要な分は育成できたと思う。
ここから、どこまで「見えない問題」に対して試行錯誤するチカラを付けられるか。
まったく、訳の分からないモノを置かれて、呆然とするか、立ち向かえるか。
ひとつ思うのは、ここから先は、好きじゃなければ伸びないな、と思います。
「才覚が必要」と聞いていましたが、これかも才覚かな、と思うのが。
「わっけわっかんねー!!」と言いながら、にやにや解く感じ。
『オレが届かないとか、許さない!』という、中2病的な、男子的な思考展開。
このあたりの熱量が続けば、伸ばせる気がします。
訳の分からない問題を、叩いて叩いて分解して、糸口をどうにかしてやろう、という感じ。
ボーイのサッカーにはない感じ。
抜かれて、反射的にターンして体を当てて取り返そうとする子。
一歩行かれても、「オレのボールを盗るなんて許せねぇ!」とばかりに、猛烈ダッシュして奪い返そうとする子。
「勝ちたい」と熱量を持っている子達。
サッカーの才覚を感じる子達は、そういう子達でした。そこでは、まさに才覚の違いを感じていたところでした。
スクールで基本は学んだ、でも勝てない。熱量で競えない。やるべきことを、言われた通りにこなしてはいる。サッカーはやりたいと言う。けれど、突き進まない感じ。
中学受験の算数は、半年ごとくらいに壁に当たるような感じがします。
今回も、なんとか乗り越えてくれないかな、と思います。
中学受験の算数は、半年ごとくらいに壁に当たるような感じがします。
今回も、なんとか乗り越えてくれないかな、と思います。