.*きのした*
二日前の四月一日、十八歳になったおれは追い出されるようにして児童養護施設をでた。口より先に手が出てしまうおれは、施設のなかで問題児として扱われていた。シスターですらおれを避けて歩いた。
何の施しも受けずに、金だけ渡されて施設を出た。まるで刑務所から出所するような気分だった。
施設の門を出て右手に路地を少し歩くと、片側二車線の県道にぶつかる。中央分離帯に常緑の低木が四月の春の陽気に照らされ、濡れたような葉を茂らせる。
県道に沿って駅前に足を向けてみる。
街の不動産屋を訪ねてみるが、保証人も職もないおれに貸してもらえる家はなかった。
それから数日はネットカフェや漫画喫茶を転々と泊まり歩きながら、貯金を切り崩していく生活だった。高校を卒業しただけの、保護者も保証人もいない男に提供される職も家も社会には存在しない。しまいには駅前の地下街や店の軒下で寝泊まりすることになった。居場所を求めてさまよっている自分は、周りから見れば立派なホームレスだったろう。
施設を出て一週間ほど経った昼、公園のベンチで目を覚ました。両手を空に伸ばして大きく背伸びをすると、空高い位置にピンで留められたように静止する太陽が眼にまぶしい。通学していたときには日常の外部だった芝生やベンチが新鮮な風景に見えた。脇に荷物を置いて、ベンチに座りなおす。
さて、これからどうしたらいいものか。習慣でシャツの胸ポケットを探ったが、煙草は昨日で吸いきっていた。舌打ちをしてベンチの背に両腕を載せて地面を見つめた。
ふと、視界に人影が射した。見上げると、ボロ布のような服を着たおじさんが右手のひらをひょいと上げて、笑顔を向けていた。
その男は縮れた顎髭にもみあげがつながって、さらにそれに埃がまみれていた。それに鼻が曲がりそうなくらいに腐臭を漂わせており、思わず鼻を手で覆った。ベテランのホームレスのようだが、新規の仲間を見つけたと思ったのだろうか。その容姿の汚さが、脂の乗った四十代にも初老を迎えたおじいさんのようにも見せた。
斜めにずれた眼鏡を右手の人差し指でくいっと直すと、そいつは背後を指さした。指さす先にテントが見える。どうやらそこから来たと言いたいらしい。おれはテントを一瞥し、すぐにぼろ雑巾のようなその男に向き直る。男は、にやっと笑顔を作ってみせた。
「兄ちゃん、どっから来たんだい? 名前は?」
何日も声をかけられていなかったため、自分に向けて発せられたしゃがれた声が耳孔に痛い。
少し訝りながらも、木下良一です、とおれは答えた。何日も人と話していなかったためか、声が詰まる。ホームレスの馴れ馴れしい口調が、なぜか嬉しかった。遠巻きに除け者にしない、遠慮のないその声調に安堵した。どういうわけか、初めて見た汚らしい中年男性が、自分から遠い存在のようにも身近な人間のようにも思えた。
おれは児童養護施設から出てきたばかりであると話した。
これからどう生きていいのかわからなかった。
ホームレスの薄汚れた年齢不明の男ですら、生きるすべを知っている。黒く変色した皮膚の男は、おれの話にゆっくりとあいづちを打つ。貯金が尽きそうな状態であることを話した。ホームレスは、お金もないのにどうやって生きているのだろう。
「世の中は、どうやって回っていると思う?」
疑問を先取りするかのようにホームレスは言った。上着のポケットから探り、フィルターの色が変色した煙草の吸いさしを取り出す。紙片が破れるような音とともに燐寸に灯が点り、それを煙草の先に持っていく。
分からない、と正直に答えた。ちったあ考えろと諌められたがその顔におれを責める色は微塵も見えなかった。紫煙をくゆらせるその唇の端には笑みが浮かんでおり、焦点を遠くに定めた眼は、懐かしい出来事を思い出しているふうにも見えた。
「人間が生きるために必要なことは、兄ちゃん、何だと思う?」
また質問だった。おれに質問を投げかけてくる人は、学校の先生以外いなかった。目の前に立つホームレスがちょっとだけ聖職者のような、高尚な人間に思えてくるが、それと同じ理由でなんだか怪しげな宗教のようにも聞こえる。
つと、ホームレスの男は中腰になり、おれの目を覗き込んだ。おれは思わず身を反らせ顎を引く。
おれは微動だにすることができず、固まった。ホームレスの男の目に、何かを吸収されてしまうかのような畏怖が、背筋を走る。およそ人と目を合わせていられるのは三秒程度が限界だ。しかし、その人生の落伍者であるその男の目は、その何倍もの時間、おれの目を見続けた。そしておれも彼から視線から逃げることができなかった。
しばらくして男は何かを確信したように目を細めて、先の言葉の答えを継いだ。視線はもうおれを捕えてはいなかった。
「人間が生きるのに必要なのは、希望だ。希望ってわかるか? 明日が今日よりも良いものになるんだっていう確信だよ。それがねえと、この世の中、生きていけねえ。生きてるようで、死んでんだ」
煙草をふかして、彼はこっちに向き直る。
「いまの兄ちゃんのようにな」
口調はやわらかいが、それとは対照的に眼の奥には強い光が宿っているように見えた。それは生気の失せたおれの内面を打ち抜くのに十分な鋭さだった。太陽を遮るようにおれと対峙する背の曲がった中年男性が、ひと回り大きく見えた。
福嶋と呼べ、と彼は短く自己紹介した。おれは、福嶋さん、と呟くように復唱してみる。本名かどうか知らないが、ホームレスには似合わない響きだな、と考えていることに気づき、自分が意外に冷静なことに驚いた。
公園に住むホームレスに希望はあるんですか、と顔を見上げながら聞いてみる。ぶしつけで馬鹿にしたような物言いになったが、そのときのおれにはそんなことを気にしている余裕もなかった。彼の双眸もまったく揺るがなかった。その質問はいかにも当然だと言うように。
紫煙をゆるゆると吐き出しながら彼は言った。
「平坦な道には転がってねえ。危険な道を通るときにこそ見つけられるもんだ。世のサラリーマンを見てみろ。一目みたらきれいな道歩んでて幸せそうだろ。だがな、会社にこき使われ、家じゃ家内の尻に敷かれてるかもしれねえ。金を稼いでも子供の養育費に吸い取られ、週末は家族サービスで手一杯だ。平坦な道に希望が見えねえ恰好の人生だよ。それに比べりゃおれには家がねえが、そのかわりにしがらみも少ねえ。誰も通りたくねえ道を選ぶこともできるってもんだ」
太陽が薄い雲に遮られ、日向と陰の境界が滲むように薄れていく。
「しがらみが少ないってことがどういうことかわかるか? ……何でもやれるってことだ」
彼の声は一段と低くなった。
「いま、お前が頭に思いついたようなことだって、やっていいんだ」
なにかしら、言葉に形容しがたい不安がおれの胸をかすめた。おれはぎこちなく首を傾げ、視線を下げた。不穏な感情を抱いた頭に、おれは唾を飲んだ。
「ただ、ひとつだけルールがある」
その声がまたおれの顔をageさせる。
彼は顔の皺を一段と深くして笑みを作ると、これ以上ないくらい柔らかな声で言った。
「人様に大きな迷惑をかけてはいけない、ってことだよ。大きな迷惑をかけちまうと、そのうち手にお縄がかかってしょっ引かれる。まあしょっ引かれた先で飯にありつけるんだから、どっちに転んでも悪くはねえが、それでも迷惑をかけちまう」
大きな迷惑? おれはその答えに不可解な戸惑いを覚えたが、とりあえず小さく頷いてみせる。
「それ、つまり、大きな迷惑をかけないって、どうしたらいいんですか」
突っ立ったままの福嶋は、ゆくりと口の端を持ち上げて口角に皺を寄せると、右手の甲で空中を二回払うジェスチャーをした。
あ、と声をあげて、おれは右に席を空けた。横に福嶋が腰を下ろす。彼は足を組んでたばこを挟んだ右手を背もたれに乗せた。
「簡単なこった。金が有り余っているところから、少しだけ拝借すればいいのさ」
悪巧みを思いついた少年のような口ぶりで、彼は流暢に答えた。
「金ってのは使うためにあるんだろ? 使わずにめいっぱい溜め込んでるなんて、おかしな話じゃないか。金持ちが使うべきものを使わない。筋の通らねえことをしてっから、おれらみたいなもんが世にあぶれるんだぜ。少しくらいせびったって、問題あるめえよ」
あまりにも自然な口調だったため、それが犯罪であることに気づくまでに少々の時間がかかった。
世の中の金の流れなど考えたこともなかった。福嶋の言うことが一般常識なのかもしれないと誤解しそうになる。いや、そう考えなければ生きていけないと恐怖心が背中を押していたのかもしれない。
やってみるか、と福嶋が訊ねてくる。
そんなこと、と答えたが頭の中では正反対のことを考えていた。口から吐かれる言葉が自分の内側から溢れる邪な主張を押しとどめようとするが、内面の衝動は少しずつその勢いを増していく。腹の中をひっかかれたような、奇妙なわだかまりを抱えさせられた気分だった。
それが犯罪であることはわかっていた。それでも、なにか答えが欲しかった。おれの醜い頭が出した答えはこうだった。つまり、将来の生活を手に入れるために、常人が避ける方法を、誰にも見とがめられることなく実行する勇気と行動力を持つということだ。
「命より大切なもんがあんのか。大きな迷惑だけかけなければいい」
職場の新人に教え諭すように、ぽんぽんとおれの肩をたたいた。
そうだよな、とおれはむりやり得心する。
その考えがおれの今後を大きく左右するとは、そのときは思いもしなかった。
小さな法律を犯すことに対して、罪の意識は小さかった。そんなことは施設にいるうちに慣れてしまっていた。スリルある犯行の成功に喜んだこともあるし、被害に遭って悔しい気持ちを味わったこともある。万引きは何度も経験があるし、逆にカツアゲに遭ったこともある。大きな書店で一冊の本を盗むことや、一本のボールペンをくすねることが、店を潰すことに繋がるとは思わなかったし、金を巻き上げられたときは、自分が弱いことを反省した。
少々の罪は、恵まれない自分のために許されるべきで、それが世の中の大きな歯車を狂わせることはなく、つまりは罰される対象であるべきではない。おれはホームレスの男の言葉に免罪符を得た気がした。
おれは右に座るその男に訊いてみた。
「福嶋さんに、希望はあるんですか? その、言いにくいですが、こんなところに住んでて……」
すると彼は、はっ、と勢いよく息を吐き、背もたれに寄りかかって空を見上げた。おれもつられて空中に視線を泳がせる。雀のつがいが木々の間をすり抜けるように飛び回り、小枝にそっと着地して、身繕いをしはじめた。
「こんなおれにもな、息子がいるんだ。そいつがどこかできっと生きている。それがおれの希望だよ。それにここは芝生も水もあって、けっこう住みやすいんだぜ」
どうして息子と一緒に住んでいないのか、と訊こうかと思ったが、自分が棄てられた理由にたどりつくような気がして、怖くて訊けなかった。
「……おれも母ちゃんに棄てられたんだよ。でもな、全然恨んでなんかいねえ。きっと、何か、どうしようもない理由があったんだろ。おれもそうだった。母ちゃんが生きているだけでもよしとしないとな」
自分に言い聞かせるように言って、彼は腰を曲げて地面に吸いさしの先をこすりつけ、手を払った。
「ああそういえば、兄ちゃん、ロックは好きか?」
「音楽の、ですか?」
「他になにがあんだよ」
すいません、とあやまる。
「あのバンド知ってるか? ロックバンドだ。『おれの声は届いてるか!』って右拳を振り上げるあいつら――名前は忘れちまったけど、最近よくテレビに出てるだろ」
ああ、とおれはすぐに思い至った。横文字のバンド名で、それをなんて読んだらいいか分からなかったことが逆に印象を残していた。ボーカルの男性が行なう、右拳を振り上げて聴衆を煽るパフォーマンスは施設でも流行っていた。
「知ってますよ。好きなんですか?」
施設にいたころ、下級生らが熱狂的に応援していたことを思いだす。おれが施設を出る直前くらいから売れ出したロックバンドだった。激しい音楽と緩やかなバラードを上手く歌い分けて、おれも嫌いじゃなかった。
「おれ、あいつらを応援してんだよ。兄ちゃんも、よかったら聞いてやってくれよ」
このホームレスには音楽を楽しむ余裕があるんだな、と不思議な安堵が押し寄せて、はあ、と息を抜くようにおれは返事した。そのままホームレスは二言三言、おれに励ましとも労いともとれる言葉を投げかけてテントへと戻っていった。
途中、一度だけこちらを振り返ると、こう言った。
「大丈夫だ、お前ならきっと上手くやれる。お前は絶対、悪い人間にはなれない」
ホームレスの顔は逆光に黒く染まり、表情は見えない。その声が微妙に真剣みを帯びていたことがひっかかった。そのときのおれがその意味に気づくことはもちろんできなかったが、ただその矛盾する台詞をおれは頭の中で何度も反芻していた。薄黒い背中はそのまま、青いテントへと戻っていった。
そのホームレスの哲学じみた話に少々気が高揚していたこともあったのだろう。生きるためにはなりふりかまっていられない人種もいるのだ。そしておれは、それに含まれる側の人間なのだ。そう思った。
やる気がでない、といって物事に取り組めない人は、やる気が全くない状態でも大抵のことはやれることに気づくだろうか。やろうやろうと思うと、さらにやる気が失せるので、なにも考えないことだ。
やる気を出すスイッチと、やりきったという達成感は、脳の近い部分にあるらしい。したがって、やる気が出ると、近々達成感を得てしまうから、持続しないことになる。やる気は持続しないということが、科学的に説明可能である。ウインドウショッピングも似たような現象なのだろう。買いたい物を目の前にして、手に入れた気分に浸ることで、満足感を得る。
やるべき事があるのなら、四の五の考えずに、とりあえず、やればよい。そうしたら、できることはやるだろうし、できないことはできないと分かる。
頭の中で、余計なことを考えないでいると、集中できる。人間の思考は、心理学的には、アナログな象限と、バーバル(言語的・シンボリック)な象限と、視空間の象限でできているという仮説がある。事物を大小でイメージしたり、言語に置き換えたり、頭のなかで映像化したりして、考えているという説だ。たとえば、映画を見ているときは、頭のなかで、わあすごい、などと声を出している人は少ないだろう。映像が視覚的に飛び込んでくるから、視空間的な思考もいらない。映像から受け取る感情や衝撃を、アナログ的に捉えている。アナログ的、とは感情的、と置き換えられるものかもしれない。バーバルな思考は、文字どおり、言葉で考えること。考えを活字に変換する作業である執筆活動はまさにバーバルな思考であるといえる。小説を読みながら、映像に展開している人は、頭の中に空間を作り出している。各象限は、人間のワーキングメモリを共有しているらしく、それらを複数使う作業を行なわせると、それぞれの性能が落ちることが分かっている。もちろん、個体差はあるだろう。
やる気を出すという行為は、感情的な回路を使用している。「やるぞ!」と声にだせば、それは言語的な回路も使っていることになる。そして、基本的に、人間がやる気を出して行なわなければならない作業は、極めて論理的なことが多く、それはバーバルな回路と視空間の回路を使うことが多い。そこに、やる気スイッチを同時に発動させれば、効率は当然落ちる。そして、そのあとに襲ってくる達成感が追い打ちするのである。
やる気は出さないほうがいい。
ただし、好奇心は別。
やる気を出すスイッチと、やりきったという達成感は、脳の近い部分にあるらしい。したがって、やる気が出ると、近々達成感を得てしまうから、持続しないことになる。やる気は持続しないということが、科学的に説明可能である。ウインドウショッピングも似たような現象なのだろう。買いたい物を目の前にして、手に入れた気分に浸ることで、満足感を得る。
やるべき事があるのなら、四の五の考えずに、とりあえず、やればよい。そうしたら、できることはやるだろうし、できないことはできないと分かる。
頭の中で、余計なことを考えないでいると、集中できる。人間の思考は、心理学的には、アナログな象限と、バーバル(言語的・シンボリック)な象限と、視空間の象限でできているという仮説がある。事物を大小でイメージしたり、言語に置き換えたり、頭のなかで映像化したりして、考えているという説だ。たとえば、映画を見ているときは、頭のなかで、わあすごい、などと声を出している人は少ないだろう。映像が視覚的に飛び込んでくるから、視空間的な思考もいらない。映像から受け取る感情や衝撃を、アナログ的に捉えている。アナログ的、とは感情的、と置き換えられるものかもしれない。バーバルな思考は、文字どおり、言葉で考えること。考えを活字に変換する作業である執筆活動はまさにバーバルな思考であるといえる。小説を読みながら、映像に展開している人は、頭の中に空間を作り出している。各象限は、人間のワーキングメモリを共有しているらしく、それらを複数使う作業を行なわせると、それぞれの性能が落ちることが分かっている。もちろん、個体差はあるだろう。
やる気を出すという行為は、感情的な回路を使用している。「やるぞ!」と声にだせば、それは言語的な回路も使っていることになる。そして、基本的に、人間がやる気を出して行なわなければならない作業は、極めて論理的なことが多く、それはバーバルな回路と視空間の回路を使うことが多い。そこに、やる気スイッチを同時に発動させれば、効率は当然落ちる。そして、そのあとに襲ってくる達成感が追い打ちするのである。
やる気は出さないほうがいい。
ただし、好奇心は別。
この小説は、数年前に、僕が好きな小説家に近づこうとして、登場人物の設定や口調、性格を真似て書いた作品です。短編小説を書き始めて、「3作目」のものです。
大きなトリックもなく、淡々と物語を進めました。話としては単純で、種明かしもまったくインパクトがないのですが、僕はとても好きな小説です。安心して読める小説。結果的にはそれが主題になったように思います。
一作目の作品は、現実とファンタジーが融合した物語だったのですが、今にも増して未熟だった私の筆力と物語力で、幼稚な作品になってしまいました。改稿してから、このサイトでも発表しようと思います。
二作目は、少し長めの短編小説で、これはなるべく現実味を出して書きました。この作品も、大好きです。といっても、やはり今見直せば、稚拙さに溢れた文章で、到底読者の目に耐えられる代物ではありません。これもだいぶ書き直してから、ここで発表したいと思います。
そして、「迷い猫」は 、「ちょっとつまづいた日常」を書いたものです。
この「迷い猫」も、近いうちに公開したことを後悔する日が訪れるのでしょう。そうなったら、こっそり更改して狡獪に再公開しよう。
執筆のご依頼は、こちらまでiharaao@gmail.com
大きなトリックもなく、淡々と物語を進めました。話としては単純で、種明かしもまったくインパクトがないのですが、僕はとても好きな小説です。安心して読める小説。結果的にはそれが主題になったように思います。
一作目の作品は、現実とファンタジーが融合した物語だったのですが、今にも増して未熟だった私の筆力と物語力で、幼稚な作品になってしまいました。改稿してから、このサイトでも発表しようと思います。
二作目は、少し長めの短編小説で、これはなるべく現実味を出して書きました。この作品も、大好きです。といっても、やはり今見直せば、稚拙さに溢れた文章で、到底読者の目に耐えられる代物ではありません。これもだいぶ書き直してから、ここで発表したいと思います。
そして、「迷い猫」は 、「ちょっとつまづいた日常」を書いたものです。
この「迷い猫」も、近いうちに公開したことを後悔する日が訪れるのでしょう。そうなったら、こっそり更改して狡獪に再公開しよう。
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