新花巻　宮沢賢治童話村

昨日の「宮沢賢治記念館」は内容も詳細で大人向けですが
「宮沢賢治童話村」は小さなお子さんでも賢治童話の世界を楽しめるよう
工夫されています。童話村は、記念館の丘を下りたところにあります。

（記念館とレストラン山猫軒は、どちらも丘の上にありますので、
　この二つはセットで行く方が良いと思います。）

入館料は350円。賢治記念館との2館セット券だと550円です。

こちらはセロ弾きのゴーシュのイメージ。
かわいい～

童話村の中には、「銀河ステーション」、「銀河ステーション広場」、
「妖精の小径」、「天空の広場」、「山野草園」、
そしてメインの「賢治の学校」があり、賢治童話の世界が再現されています。

銀河トレインも村の中を走ってます

賢治の学校の中は「ファンタジックホール」、「宇宙」、「天空」、「大地」、「水」の
５つのゾーンに分かれています。

賢治さんの不思議ワールドに迷い込んだみたいで
素敵な空想世界へ旅したくなります。

童話のストーリーを人形で再現したものや
物語の朗読音声を聞けるコーナーもありました。

「賢治の教室」では、
「植物の教室」「動物の教室」「星の教室」「鳥の教室」「石の教室」があって、
童話に登場する様々な自然について、お子さんでもわかるように
簡単な言葉で説明展示がされています。

▼こちらは「石の教室」

賢治さんは幼い頃から鉱物採集などにも熱中していて、
「石っこ賢さん」と呼ばるほど、専門的知識がありました。
作品の中にも、金剛石や翡翠など様々な鉱物が登場して
キラキラした情景を表現しています。

お子さんには難しい石の名前はわかりづらいですが
この「石の教室」では実際の石が展示されています。

あと、鉱物を育てると、こんな模様ができる！とか・・・

鉱物って育てられるの！？知らなかった～～
雪の結晶みたいな綺麗な模様です！

こういう模様が賢治ワールドの雰囲気にピッタリなのは
自然の美しい描写を作品中にふんだんに取り入れているからですね～

賢治さんの観察力と、感性、描写力はすごい。

「星の教室」では・・・

銀河や星座の説明と、「銀河鉄道の夜」のルート地図などが展示されていました。

どの展示もお子様向けですので、
大人にはちょっと物足りない内容かと思いますが（笑）
お子さんは断然こちらの方が雰囲気を味わえると思います。

さて、そろそろ切り上げようという時間になってきました。
私達は新花巻駅には戻らず、乗換え駅の東北本線「花巻駅」に
直接市バスで行くことにしました。

▼市バスの時刻表はこちら（2012年4月末時点）
　花巻駅経由「イトーヨーカドー」行ですね。ヨーカドーが終点なんだ（笑）