つぶやき。 | Part time Female Yuki(Yukiのひとりごと)

Part time Female Yuki(Yukiのひとりごと)

これまで女性に憧れて、女性になりたいと願っていました。それは性別違和からくるものなのか?漠然とした疑念と女性化への思いを抱えながら、気づけば40代。結婚もし、子供も出来た今、それでも抑えられなかったこの思い…

2019/1/13追記
当時はAGなのかも、という思いがあったので、AGというカテゴリーのつもりで書いていました。
 
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こんにちは。有紀です。久々にこのカテゴリーの記事を書きます。
 
私はプロフィールでAGと書いていますが、実際の所、自分でも今はAGと言い切れるかどうかよく分からないんですよね。ならなぜホルモンに手を出したのか、って話にもなりますし。ホルモンやったからAGでなくなった、とも言えるし。MTFになり切れなかった、中途半端な存在が今の私です。
 
大学4年の年、就職活動をしていた私は、東京のIT関連企業に就職内定していました。しかし、上京に否定的だった親の意向もあって、1社だけ地元企業の入社試験を受けました。これに落ちたら上京するよという説得材料にする為でした。しかし、その地元企業(別業種です)の入社試験に通り、内定。もちろん、面接の際、東京の会社から内定をもらっていることは伝えてあったのですけどね。当時の人事担当から、是非にという有難いお言葉を頂いたのと、もともと興味のある業種でもあったことから、結局今の会社である地元企業のほうを選び、東京のIT企業の内定をお断りして、今に至ります。
 
もしあの時試験に受かっていなかったり、内定を断らなかったら、当然上京していました。そしておそらく女装サロン等に通いはじめていたことでしょう。東京に住んだら行くつもりでしたし。そのうちにホルモンにも手を出していたかも知れませんし、そのまま仕事もやめて、違う道を進むことになっていたかも。あの当時の私は女性化願望が今よりも強くありましたので。
 
ただ、これはあくまでも仮定の話。たらればではありますけどね。
 
今の会社に入ってもう20年以上になります。その間、家を建てたことで住宅ローンを抱え、結婚して家庭をもち、子供も生まれ、どんどんと男性としての社会的責任、というしがらみが増え、それらを簡単に放り出すことはできなくなってしまいました。
 
けれど、40代になって、それでもという思いでホルモン剤を飲み始め、脱毛して、減量して…
これまでこのブログで書いてきたことではありますが、今の自分で可能な限りのトランスをやってきた結果が、今の私の状態です。
 
 
 
ツイッターで、「女装でホルモンをやっている人が分からない」と言う人がいました。それはそうかもしれません。だってみんな違うんですから。だからこそ私たちは「セクシャルマイノリティ」と呼ばれるのであって、いろんな性志向・性自認の人がその中にいるはずです。LGBTとひとくくりにされることも多いですが、Tの裾野はかなり広いと思っています。
 
ホルモンをやっている人にも、それぞれの背景がありますし、始めた理由もきっかけもさまざまでしょう。私は結果として「女装でホルモンをやっている人」に見えるでしょうし、行き過ぎているのかもしれません。もちろんそこは否定しません。ただ、他人から「女装」とひとくくりにされることに違和感は感じています。
 
AGに関する話のなかで、「AGはMTFから忌諱されることもある」という説明も読みました。ある人のブログにコメント入れても、私だけが無視されていたことがあり、その人にとって私はそういう存在だったんだなぁと、今になってようやく実感したのが、昨日の出来事でした。
 
今の世の中、GID-MTFはカミングアウトすれば理解されることは多い(受け入れられるかどうかは別として)でしょうが、AGにおいては、変態と揶揄され、敬遠されるだけでしょう。カミングアウトなどしても、理解を得られることはまず無いと思われます。
 
だからこそ、MTFの方々には味方になって欲しいなぁと、(おそらく中間にいるであろう)私は思うのです。
 
 
と、こうしてあそこではつぶやけないことを書いてみました。このブログは私のテリトリーですので。
 

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