「英語教授法」・・・誤解(?)
アメリカの大学院で学んでいたころ、あった人に、「何を専攻しているのですか?」と聞かれ、「TESOL, Teaching English to Speakers of Other Languagesです。」とこたえると「No wonder you speak good English.!(どうりで英語がお上手なんですね・・・)」とアメリア人の人によく言われた、褒められた(?)ものです。でもその時の、私の気持ちは、微妙・・・・でもその時に、ほとんどの人が考えているのは、わたしが、「英語」という科目を専攻している、つまり、よくある語学集中講座に通っている、と・・・・「いえいえ、私が通っているのは語学集中講座ではありません。大学院の修士レベルです私のクラスメートはほとんどがアメリカ人、それも優秀な!専攻コースで英語が上達するのではなく、入学する以前に、英語力はある程度ないとダメなの・・・・」いつも心の中で思っていました米国の大学院でTESOLを専攻するためには、Graduate Record Examinationという大学院で勉強するに必要な基礎学力を測定する試験(もちろん英語)で規定のスコアを取る必要があります。そして、英語を母国語としない人は、皆さんご存知のTest Of English as Foreign Languageで大学・大学院や学部が定める所定の得点を取る必要があります。最近は、TOEFLも少し異なっているようですが、当時は・・・一般の学部で500~550点を要求するのに対し、TESOLを専攻する場合には、TOEFLスコアは600点以上が求められました。すなわち、TESOLを専攻する前に、かなり高度の英語力をもっていることが前提となっていたわけです。******TOEFLが規定の600点に満たなかったインドネシアからのTESOL留学生は、夏休み中に語学集中講座を受けるよう指示されたにもかかわらず、それを受けず、実際の授業が始まってみると、ついていけずわずか1か月で脱落していきました。他の学部で、授業についていけないと判断した米国人学生のなかには、(授業が始まって一定期間内に専攻を変更できる制度がありました)「英語を教えるのなら、母国語だし、簡単だろう!」と考えて専攻をTESOLに変更するものもいましたが、一人として、ついていけず、学期の終わりを待たずに、彼らは脱落していきました米国には、小さくて優秀な大学や大学院がたくさんあります。私の行ったところは、小さな大学院だけの学校でした。1学年10数名の精鋭クラス教授陣はもちろん、クラスメートたちも、みんなとても優秀でしたTESOLとは、英語習得のためのプログラムのダイレクターを養成コースです。社会言語学や心理言語学はもちろん・カリキュラム・デザイン・統計学いろいろと学びました。当然、一生のうち一番勉強したのが、この大学院での2年間でした。