7月12日に敦賀市総合運動公園野球場で行われた全国高校野球選手権大会福井大会、奥越明成高×福井商高の観戦記です。

高校野球ファンにはおなじみの名門福井商高。1978年春センバツの準優勝など県内最多の春夏合計39回の甲子園出場を誇りますが、近年は敦賀気比や北陸などの私学に押され2013年夏以来甲子園から遠ざかっています。今大会もノーシードからの戦いになりますが久しぶりの春夏合計40回目の甲子園出場を狙います。

対するは大野市にある県立高、奥越明成高。2011年に2つの高校が統廃合して開校した学校で部員も13人と小所帯。名門相手にどんな試合を見せるでしょうか?

 

<スタメン>

【先攻:福井商高】

①サード 關野

②ライト 毛利

③ショート 松濱

④ピッチャー 杉田

⑤センター 竹内

⑥レフト 熊崎

⑦キャッチャー 堀

⑧セカンド 加藤

⑨ファースト 吉村

 

【後攻:奥越明成高】

①ショート 北村

②センター 澤

③セカンド 友安

④ファースト 中村

⑤ライト 齊藤(陸)

⑥レフト 森忠

⑦サード 浦井

⑧ピッチャー 齊藤(大)

⑨キャッチャー 建石

 

福井商は背番号3の杉田が先発マウンドに立ちます。

 

<試合概況>

先制したのは福井商。初回先頭の關野が四球で出塁すると、バッテリーエラーと犠打で3塁に進み、3番松濱の犠飛で生還し、1点を先制。さらに押し出しでもう1点を追加します。

2回にも2番毛利の犠飛、4回には關野の適時打で着実に加点します。

福井商の細かい継投の前に無得点に抑えられていた奥越明成ですが、6回裏福井商3番手の大橋から8番の齊藤(大)が二塁打を放つと、1番北村に適時打が出て1点を返します。

しかし反撃もそこまで。9回に1点を追加した福井商が5投手の継投でリードを守り切り、5-1で勝利しました。

 

<注目選手など雑感>

福井商が名門らしく4つの犠打に3つの犠飛という手堅い野球で得点を重ね勝利しました。

打線は大物打ちはいなそうですが、3番の松濱は先制犠飛と二塁打とバッティングで魅せるだけでなく、最終回にはピッチャーとして登板。身体能力が高そうで、チームの中心的存在ですね。

先発した杉田はその後本職のファーストだけでなく、継投のたびにセカンド→ショートと複数ポジションをこなし、打ってもヒット1本に犠打も決めるなど起用そうなところを見せました。

5投手が登板した投手陣ではエースナンバーを背負った左腕若泉がポテンシャルを感じさせました。

がっしりした体格から投げ込むボールには力があり、2イニングで3つの三振を奪いました。投手陣の柱としてチームを牽引しそうです。

福井商は順調に勝ち進めば準々決勝でセンバツ出場の王者、敦賀気比と対戦することになります。名門復活なるか注目です。

敗れた奥越明成はよく福井商に食らいつきましたが、打線が福井商の継投にかわされた結果になりました。

1番の北村は斬り込み隊長として3安打1打点をマーク。

また先発の齊藤(大)は8イニング128球の力投。序盤の四死球からの失点が響きましたが粘り強く投げたと思います。

奥越明成は13人のベンチ入りメンバーのうち8人が3年生で新チームは他校との連合チームでの出場からとなりそうですが、来春の新入生が入って再び単独チームでの出場ができるようになってほしいですね。

 

福井商高 210100001=5

奥越明成高000001000=1

(福)杉田、若泉、大橋、西田、松濱-堀

(奥)齊藤(大)、北村-建石

【勝利投手】大橋

【敗戦投手】齊藤(大)

【二塁打】

(福)松濱

(奥)齊藤(大)