5月3日にCAR3219フィールドで行われたルートインBCリーグNPBチャレンジカップ、ライオンズ×群馬ダイヤモンドペガサスの観戦記です。

BCリーグ各球団がNPBの三軍を相手に9試合(ジャイアンツ ホーム3試合、ホークス ホーム2試合、ライオンズ ホーム&ビジター2試合 計4試合)を行い勝率を競うNPBチャレンジカップ。チーム成績、個人成績はリーグ成績にも反映されるうえに何よりもNPB球団との対戦で選手たちにとっては格好のアピールの場になりそうです。

 

<スタメン>

【先攻:群馬ダイヤモンドペガサス】

①ショート 小林(幸)

②サード 周東

③ライト 堀江

④レフト 山本

⑤キャッチャー 宮崎

⑥ファースト 坂東

⑦セカンド 武藤

⑧DH 富浜

⑨センター ドミンゴス

先発ピッチャー 髙安

【後攻:ライオンズ】

①ライト 川田

②セカンド コルニエル

③センター 奥村

④ファースト 古賀(輝)

⑤DH 安藤

⑥レフト 谷口

⑦キャッチャー 野田

⑧サード 金子

⑨ショート 今岡

先発ピッチャー 齋藤

<試合概況>

試合は激しい打撃戦になります。

まずはライオンズの先制パンチ。初回1番川田のセフティーバントで群馬先発髙安の出鼻をくじくと、2つの四球で満塁とし、5番安藤の適時打で先制。

さらに6番谷口の犠飛で追加点を奪うと、7番野田にレフトへの3ラン本塁打が出てこの回5点のビッグイニングとします。

しかし群馬も3回に反撃。8番富浜のヒットを足がかりに満塁とし、4番山本の押し出し四球と5番宮崎の2点適時打で3点を返します。

群馬は5回にも4番山本が適時打を放ち、1点差まで詰め寄ります。

ところがライオンズはその裏、敵失と四球2つで満塁とすると、5番安藤の犠飛と6番谷口のセンターオーバーの適時三塁打で3点を追加し突き放します。

ライオンズは8回にも3点を追加し、これで勝負あったと思われましたが9回表群馬が意地を見せます。

この回からリリーフのライオンズ4番手ゴンザレスを攻め代打三好の適時打で1点を返すと、敵失で1点を追加、さらに走者2人残した場面で4番山本がセンターへの3ラン本塁打を放ち、2点差に詰め寄ります。

しかし反撃もここまで。激しい点の取り合いをライオンズが制し、11-9で勝利しました。

 

<注目選手など雑感>

両軍投手陣がピリッとしない打撃戦になりましたが、敗れはしたものの群馬の野手陣にはアピールの場になったようです。

まずは4番の山本。

今季四国アイランドリーグ徳島から移籍してきた24歳のスラッガーは3安打5打点をマーク。今季打率が現時点でリーグ2位、打点はトップを走る好調をキープしています。大卒1年目だった昨年も徳島で打率.293、盗塁27とまずまずの成績を残しており、右打ちの外野手としてNPBへのアピールを続けていきたいところです。

また5番の宮崎も3安打2打点をマーク。

この人はパナソニックで2年プレーした後、今年から転籍してきた選手。チームの今季限りでの休部に加え、出場機会を求めての背水の陣での挑戦。打率は2割前半と苦しんでいますが、それぞれリーグ2位の4本塁打、18打点と打てる捕手としてアピールしていきたいですね。

そのほかでは2番の周東がシュアな打撃で3安打。高卒3年目の21歳ですが、過去2年の通算ヒットに迫るヒットを今季は記録しています。レギュラー確保で上のステージへの足掛かりのシーズンにしてもらいたいですね。

一方でライオンズを上回る16安打を放ちながら、4つの併殺という攻撃はリーグ制覇を狙う上では課題となりそうです。「打高投低」傾向のBCリーグとはいえ、着実に得点につなげる攻撃をしたいですね。

勝ったライオンズは育成選手中心とはいえ、粗削りさは否めない試合内容でした。

原石、原木のような選手が多い中「ロマン砲」的な印象を受けたのは5番の安藤。

今年アイランドリーグ徳島から加入した選手ですが昨年は投手として6試合7イニングを投げただけの選手。サプライズ的な指名でしたがさらにプロでは野手としてのプレーというのもまたサプライズ。恵まれた体格からのパンチ力は魅力で2打点をマークした勝負強さもあり、どこまで化けるか注目です。

また9番で出場の高卒ルーキー今岡は打っては2安打、守備も軽快な動きを見せました。

神村学園高では甲子園でも活躍した選手ですが、育成枠でライバルも多い中でどこまで這い上がれるか?素材としてはいいものがあると思いますので、まずはしっかり経験を積んで支配下枠を掴んでほしいですね。

 

群馬DP 003010005=9

ライオンズ50003003X=11

(群)髙安、小野、依田、加川、本多、大生、小島-宮崎

(ラ)齋藤、成田、シンクレア、ゴンザレスー野田、龍山

【勝利投手】齋藤

【敗戦投手】髙安

【本塁打】

(群)山本

(ラ)野田

【三塁打】

(ラ)谷口