5月2日に早稲田大安部磯雄記念球場で行われたアマチュア野球オープン戦、早稲田大×JFE東日本の観戦記です。

前週の法政戦で勝ち点を落としたものの、混戦気味の東京六大学野球の春季リーグ戦だけにまだまだ優勝の望みがある早稲田。リーグ戦空週に実戦感覚を維持するためにもOBも多いJFE東日本の胸を借ります。

<スタメン>

【先攻:JFE東日本】

①DH 笹浪

②ショート 田村

③レフト 猪田

④セカンド 小松

⑤センター 本間

⑥サード 平山

⑦ライト 大森

⑧ファースト 岡本

⑨キャッチャー 大山

先発ピッチャー 加藤

【後攻:早稲田大】

①センター 阿部

②ショート 山根

③DH 壽田

④レフト 寺尾

⑤ライト 德丸

⑥サード 髙橋(海)

⑦キャッチャー 尾形

⑧ファースト 佐藤(寛)

⑨セカンド 湯浅

先発ピッチャー 髙橋(煌)

早稲田は1番にスーパールーキー阿部が入るなどほぼリーグ戦のメンバーの中で、まだ固定しきれていないDHにリーグ戦で結果を残しつつある早実出身の4年生壽田、ファーストで早大学院出身でリーグ戦未出場の3年生佐藤(寛)を起用してきました。

JFEは早稲田OBの加藤が先発を務めます。

 

<試合概況>

試合は点の奪い合いになります。初回JFEはヒットと四球で作ったチャンスに5番本間が適時打を放ち1点を先制します。

しかし早稲田も2回裏、「先輩」の加藤に襲い掛かり寺尾、德丸の連打で無死1・3塁のチャンスを作ると、6番髙橋(海)

の打球はピッチャー加藤の体にダイレクトであたる内野ゴロとなり同点。

さらに8番で起用の佐藤(寛)がレフトへ適時打を放ち逆転に成功します。

しかしJFEもすごすごと引き下がるわけもなく、3回表6番平山の2点適時打で逆転。

4回にも2番田村の適時二塁打などで2点を加え早稲田を突き放します。

逆転された早稲田ですが企業チームの強豪に食い下がります。

4回裏JFE3番手小林に対し、7番尾形がセンターオーバーの適時二塁打で1点を返すと、5回には3番壽田の犠飛で1点差に詰め寄ります。

その後試合は両チームリリーフ陣の好投もあり終盤へ。8回裏早稲田はJFE5番手蒔田に対し、先頭の德丸がヒットで出塁すると犠打で得点圏に進め、8番佐藤(寛)の内野ゴロが併殺を焦ったJFE守備陣のエラーを誘いまず同点。

さらに2死2・3塁の場面で打順はここまでノーヒットの1番阿部へ。

スーパールーキーはやはり何か「持って」いるのかこのチャンスにライト前に適時打を放ち、早稲田が勝ち越しに成功します。

試合はこのまま9回表早稲田5番手の越井がJFE打線を三者凡退に仕留め、6-5で早稲田が逆転勝利を収めました。

が、この後両監督の事前の申し合わせがあったのか、9回裏の早稲田の攻撃も行いさらに1イニングのタイ・ブレーク練習の観戦者にはありがたいおまけつき。

タイ・ブレーク練習では本編では出番のなかった仙台育英出身の早稲田1年生・川尻が適時打を放ちすでに出場済みのリーグ戦でのDH起用、または高校の先輩で同ポジションの尾形を突き上げるようなプレーを見せました。

<注目選手など雑感>

早稲田が1年生が活躍し逆転勝ちにつなげました。

まずは決勝打の阿部。

スタメンで起用されているリーグ戦では6試合で打率.192、この試合も4打席自分のバッティングをさせてもらっていない感じでしたが、さすがの勝負強さで決勝打をマーク。残りリーグ戦でも徐々に本領を発揮していくのではないでしょうか?

3番手で登板した早実出身のサウスポー中村(心)も1年生。ベンチ入りはしているもののまだリーグ戦登板には至っていませんが社会人相手に1イニングを三者凡退三振1と好投を見せました。

貴重な左腕ですので短いイニングになりそうですがリーグ戦でも出番があるのではないでしょうか?

先述のタイ・ブレーク練習で適時打を放った川尻を含め1年生がチーム全体を活性化させているように見える早稲田。1学年上の2年生德丸は3安打をマーク。中軸として主砲の4番寺尾の後をしっかり務めそうです。

甲子園組が幅を利かす早稲田の中でDHで起用の4年生壽田も2安打1打点をマーク。

3年生まではリーグ戦6試合5打席と出場機会が少なかった4年生が今季から導入されたDH制の恩恵を受ける形でスタメン起用され、ここまで打率5割と好調をキープ。最終学年でのブレークとなりそうです。

敗れたJFEは終盤逆転を許しましたが強力打線は健在。今週末からのJABA東北大会に向けての調整段階で選手の途中交代も多かったですが、2番の大卒2年目の田村はフル出場で3安打2得点をマーク。

強力クリーンアップへのつなぎ役、チャンスメーカーとしての役割を果たしそうです。

そして6番に座る平山も一時逆転打となる2点適時打を放ち勝負強さを見せました。

打線の力は全国でもトップクラスのものはありますので、この後の都市対抗予選も見据え投手陣の奮起にも期待したいですね。

 

JFE東102200000=5

早稲田大02011002X=6

(J)加藤、中村、小林、蒔田-大山、山本

(早)髙橋(煌)、小松(龍)、中村(心)、安田、越井-尾形

【勝利投手】安田

【敗戦投手】蒔田

【二塁打】

(J)田村

(早)尾形、德丸

 

※9回裏は特別ルール。10回はタイ・ブレーク練習。