3月3日にJR東日本柏野球場で行われたアマチュア野球オープン戦、JR東日本×東洋大の観戦記です。
鹿児島姶良でのキャンプ、おいどんカップを終えて帰京したJR。今週末に開幕するスポニチ東京大会に向けて本拠地で最終調整に入ります。
対するは秋の入替戦で敗れ再び二部に降格した東洋大。野手の経験者が卒業しましたが、投手陣には経験者も多く1季での一部再昇格を狙う戦力はそろっていそうです。社会人の強豪に対してどんな試合を展開するか注目です。
<スタメン>
【先攻:東洋大】
①センター 山内
②セカンド 佐久間
③ショート 宮下
④サード 池田
⑤ライト 花田
⑥レフト 斎藤
⑦ファースト 西川
⑧キャッチャー 鈴木
⑨DH 三宅
先発ピッチャー 島田
【後攻:JR東日本】
①センター 篠田
②ショート 海﨑
③レフト 倉石
④ファースト 菅田
⑤サード 髙橋
⑥DH 内野
⑦セカンド 杉崎
⑧ライト 栗林
⑨キャッチャー 小藤
先発ピッチャー 山﨑(この日はちゃんと背番号11。理由はこちら)
<試合概況>
両チームともに塁上に走者を出しながらもあと一本が出ないままスコアレスのまま終盤に進みます。
7回裏JRは2番海﨑がライトへの二塁打で出塁し、チャンスを作ると2死1・3塁の場面で代打で起用された駒大出身のルーキー岩本がライトに運ぶ適時打を放ち均衡を破ります。
JRは続く8回にも代打佐藤の三塁打を足掛かりにすると、1死1・3塁の場面で1番篠田が試みたのは自分も生きようとするセフティースクイズ。これが鮮やかに決まり、JRが貴重な追加点を奪います。
このリードを4投手の継投で完封リレーで守り切り、JRが2-0で勝利しました。
<注目選手など雑感>
両チームの投手陣の踏ん張りで1点を争う接戦になりましたが、JRが選手層の厚さを見せ競り勝ちました。
貴重な決勝適時打を放ったルーキーの岩本は、代打出場でのチャンスをきっちり生かし勝負強さを発揮しました。
フルスイングと長打力が魅力なスラッガーは捕手登録ですが、大学でも経験したサードのポジションを同じくルーキーの髙橋らと争う状況ですが、チーム内の競争激化がチーム力強化につながりそうです。
1番の篠田は試合概況に記した貴重な追加点となるセフティースクイズを含め3安打1四球、2つの盗塁を決める活躍でトップバッターの役割を果たしました。
野手転向3年目の23歳が俊足と積極果敢なバッティングを武器に斬り込み隊長として機能しそうです。
投手陣では先発の山﨑が4回無失点と安定した投球をみせたのに加え、ルーキーの石上、谷がそろって2回無失点の好投。
ルーキー投手陣がアピールを続けており、スポニチ大会も楽しみです。
東洋大では先発の3年生島田がストライク、ボールがはっきりする苦しい投球でしたが4回無失点の好投。力強いボールを投げ込んでおり、リーグ戦で先発、リリーフどちらで起用されるかも注目です。
打線では1年生からレギュラーを務める3番の宮下がマルチヒットをマーク。打線の中軸として期待ができそうです。
東洋大000000000=0
JR東00000011X=2
(東)島田、加藤、太田、河野―鈴木、藤本
(J)山﨑、川西、石上、谷―小藤、渡辺
【勝利投手】石上
【敗戦投手】太田
【三塁打】
(J)佐藤
【二塁打】
(東)宮下
(J)杉崎、海﨑