7月25日にHARD・OFFECOスタジアム新潟で行われた全国高等学校野球選手権大会新潟大会準決勝、新潟産業大附属高×開志学園高の観戦記です。
前日にBCリーグの試合を観戦した後、宿を取り1泊。この日は高校野球の新潟大会の準決勝を観戦にHARD・OFFECOスタジアム新潟へ向かいました。
準決勝の第1試合はともに初の甲子園を狙う新興勢力同士の対決。新潟県の夏の王者は2008年の新潟県央工高が初の甲子園出場を果たしてからは日本文理高、中越高、新潟明訓髙の3校が制してきました。春の王者で第1シードの新潟産大附高は順当に勝ち上がり、春に続いての連覇、甲子園初出場を狙います。対するノーシードから勝ち上がってきた開志学園高は女子硬式野球部が春に行われた全国高校女子硬式野球選抜大会で「全国制覇」を達成しており、男子も続きたいところです。
<スタメン>
【先攻:開志学園高】
①セカンド 片桐
②ショート 北神
③サード 伊藤(日)
④ファースト 松井
⑤ライト 遠藤
⑥レフト 和田
⑦センター 中島
⑧ピッチャー 須原(写真下)
⑨キャッチャー 加藤(啓)
【後攻:新潟産大附高】
①ショート 小林
②セカンド 関山
③ライト 五十嵐
④レフト 鈴木
⑤サード 中村
⑥ファースト 田村
⑦キャッチャー 村山
⑧ピッチャー 西村(写真下)
⑨センター 梶山
<試合概況>
先手を取ったのは新潟産大附。初回四球を足掛かりに3番五十嵐、4番鈴木の連続適時三塁打などで3点を先制し試合の主導権を握ります。
新潟産大附は3回にも3番五十嵐の犠飛、8番西村の適時打などで3点を加え、開志学園を突き放します。
反撃したい開志学園ですが、新潟産大附先発の西村の前に3塁を踏めません。
迎えた8回裏新潟産大附は4番鈴木の適時二塁打で7点目を奪い、コールドが成立。
7-0で新潟産大附が開志学園を降し、決勝進出を決めました。
<注目選手など雑感>
新潟産大附が第1シードの実力を発揮し、決勝進出を決めました。
先発の西村は140キロ前後のストレートを軸に、開志学園打線を散発の6安打、8つの三振を奪う好投で無失点の好投を見せました。制球もよく、安定感のある投球で打線の爆発を呼び込みました。
打線は3番五十嵐、4番鈴木が2打点づつと中軸の仕事を果たし、第1シード校の中軸の実力を示しました。
投打の主力がしっかりとかみ合い、申し分のない試合運びでした。初の甲子園を狙った決勝戦では惜しくも敗れてしまいましたが、4番鈴木は決勝で本塁打を放ったようで、エース西村とともに上のステージでのプレーを観てみたいですね。
敗れた開志学園はエラーや四死球が得点につながってしまい、自分たちの野球ができなかった感じでした。
そんな中でキャッチャーの加藤(啓)は3安打と気を吐き、3番手としてサードから回った伊藤(日)は1点取られたらコールドの状況で走者を背負いながら4イニング得点を許さない粘りの投球を見せました。
全国制覇を成し遂げた女子野球部に続くことはできませんでしたが、ノーシードからの快進撃は新チームにつながるのではないでしょうか?新潟産大附、開志学園ともに近いうちに甲子園に出場を果たす日が来るのではないかと思います。
開志学園高00000000=0
新潟産大高30300001X=7
【8回コールド】
(開)須原、加藤(晴)、伊藤(日)-加藤(啓)
(産)西村-村山
【勝利投手】西村
【敗戦投手】須原
【三塁打】(産)五十嵐、鈴木
【二塁打】(開)加藤(啓)
(産)中村、鈴木