埼玉県の高校野球で県営大宮球場と並び、主要球場になっているさいたま市営大宮球場の命名権について東京都足立区のレジデンシャル不動産が2024年3月31日までの期間で総額1,925万円で取得し、7月から「レジデンシャルスタジアム大宮」となることが発表されました。

 


さいたま市内では歩道橋などにもネーミングライツが導入されていて、いずれは市営大宮球場にも導入されるのだろうなと思っていましたが、その時が来たといった感じですね。筆者は球場名がコロコロ変わることについての抵抗があり、ネーミングライツの導入にはあまり気乗りしませんが、地方自治体の収入源確保の観点では仕方ない部分はあるのかもしれませんね。

 

さて、今年からナゴヤドームもネーミングライツを導入し、「バンテリン」で知られる「興和株式会社」が命名権を取得し、「バンテリンドームナゴヤ」という名称に変わります。

このネーミングライツの導入により、ドラゴンズファンに親しまれている応援歌「燃えよドラゴンズ!」の歌詞の一部が変更になるという事態が発生してしまいました。

 


【変更前】

遠い夜空にこだまする

竜の叫びを耳にして
ナゴヤドームに詰めかけた
僕らをじーんとしびれさす

【変更後】

遠い夜空にこだまする
竜の叫びを耳にして
戦う中日 夢強く
僕らをじーんとしびれさす  


この「ナゴヤドーム」の歌詞の部分は「中日球場」→「ナゴヤ球場」→「ナゴヤドーム」と球場名変更、本拠地移転の過程でも球場名だけ変えて歌い継がれてきたものですが、今回歌詞をこのように変えたということは契約が切れれば球場名が頻繁に変わることを示唆しているような気がしてなりません。「バンテリンドーム」でもメロディーに収まりそうですけどね…。これもネーミングライツの功罪の一つなのかもしれませんね。

 

 

 

 

【過去の関連記事】