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あけましておめでとうございます。本年も「野球場放浪記」、拙い写真と文章ではありますがお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
さて、新年1回目ですが前々から取り上げようと思ってました「命名権(ネーミングライツ)」について考えてみたいと思います。
写真は以前当ブログで紹介しました市原市臨海球場( http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/5858388.html)ですが昨年11月にネーミングライツが導入され本年4月1日から「ゼットエーボールパーク」という名称に変更されるそうです。(市原市ホームページhttp://www.city.ichihara.chiba.jp/100tosisei/kouenryokuti/rinkai_namingrightpartner_decision.html
近年、市町村において財源の確保のために公共施設の命名権を売り出す事例が増えてきており、この市原市については地元市原市に本社を置く「ゼットエー株式会社」が命名権を取得し、このような名前に変更することになりました。
さて、この「ゼットエー株式会社」どんな会社か地元の人ではないとわからないのではないでしょうか?ゴルフや釣り具のリサイクルチェーンを展開する企業のようなのですが、同じ千葉県内に住む筆者にもピンとこない企業なんですわ…。この臨海球場は高校野球の千葉県予選の会場にもなっているので新聞などにも取り上げられれば宣伝広告効果が見込めるんでしょうね。契約料は3年間で900万円だそうです。
このように、市町村で命名権も募集すると結果的に「地元密着型」となることが多いようで、「果たして何の会社?」という名称になることは多々ありますね。今まで当ブログで取り上げた中では、
・サーティーフォー相模原球場http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/4853275.html
の例があります。最初聞いたとき筆者は「アイスクリーム屋?」と思ってしまいましたが、地元相模原の不動産会社が命名権を取得したようです。
さて、筆者が命名権について抱いている問題点は「契約期間終了や取得した企業の不祥事発生によっては施設の名前がコロコロと変わってしまうこと」だと思っています。
プロ野球が開催されている常打ち球場でも宮城球場が「フルキャストスタジアム」の命名権を取得していた人材派遣業フルキャストの不祥事による名称変更や、神戸の現「ほっともっとフィールド」に至っては契約期間満了に伴い、同一施設ながら「yahoo!BBスタジアム→スカイマークスタジアム→ほっともっとフィールド神戸」と短期間で名称が変わってしまっています。
アメリカなどでも命名権は導入されていて、メジャーリーグの本拠地球場でもネーミングライツが導入されているスタジアムもありますが(レイズの本拠地「トロピカーナ・フィールド」やパドレスの本拠地「ペトコ・パーク」など)いずれも20年間などの長期契約を結んでいるため、そうそう名称変更がされることはないようです。日本ではどうしても3年とか5年などの短期契約となってしまいがちですが、この点は見習ってほしいものですね。
さて、現在当ブログで紹介した球場の中でも
が命名権を募集しています。はたしてどんな名称になるのか?動向に注目したいところです。
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