昔の学び舎に 10数年ぶりに阿倍野/辻調理師専門学校へお邪魔してきました
開演30分前から凄い行列でした 聞けば9割程地元の方なのだそう
私達の時代は“卒業料理展”でしたが 何時頃からかフェスティバル形式に変わった様です
入口で食券を購入し好みの場所で食事するスタイル 下から順々にお邪魔しました
どの教室も先生方と助け合って良い商品を提供していました 溢れんばかりの初々しさが懐かしいです
地域密着性の意味では“卒展”より こういう一般の方向きなバザーの方が良いですね
卒業してからは 同窓会設立(コンピトゥム)や進路関係/講師として数回しか訪れていない第一校舎
.二世代で通う事になるとは... ここから若き料理人が巣立っていくのかと改めて感慨でした
折角だから製菓校舎にも足を延ばします
私達の在学時と変わらない卒業料理展並みの品数が 圧巻でした
流石に女性に人気な製菓練 9割以上が女性客でした こういう華やかさもたまには良いかもです
気が付けばお腹がいっぱい 昼前に退散しました
私が料理人を志し(という程しっかりした目標を持っていませんでしたが)上阪した昭和末期は メディアや本で料理が取り上げられる事が殆ど無く 唯一『料理天国』位だったでしょうか
料理の何たるかも知らず 田舎を飛び出て 激動の渦に巻き込まれ気付けば三十余年の刻
未だ学び半ばですが 若い時抱いていた“夢” この夢って大切なんですよね...それを今改めて再認識
都会へ出て 沢山の人と交わって 辛く淋しい事や楽しく愉快な思い出が沢山ありました
職人の世界は深い様で狭く 今は全国津々浦々に沢山の知合いが 長い様で短かかった平成
自分も30年の節目 そして新たな時代を迎えるにあたり 原点に帰ってこれからを模索しようと思います
今以上学ぶと共に“世代交代”を見据え 正しく伝統を伝えていける様精進します