どうも!アレルギーなのに犬が好き。IGAですゲロー

 

僕の記憶が正しければ十年くらい前からナンバ歩きというものが話題に上がる事がちょくちょくあります。

 

元々は古武術研究家が提唱した歩き方で、歩く際に上体を捻らず、腕を振る際も脚と同じ側の腕を前に出す歩法です。

 

古武術研究家がいうには江戸時代の人はこのような歩き方をしていたそうで、当時の絵巻物に描かれている人が脚と同側の腕を前に出しているのもこの説を裏付けていると言っています。

 

そしてこのナンバ歩きは効率の良い歩き方でありナンバ歩きを覚えれば疲れ知らずに歩けると主張する人が現れ、更にこれをスポーツの動きに取り入れようとする動きが起こりました。

 

2000年代には実際にスポーツの現場でも応用されるようになり一気に一般にも広がることになります。

 

本当かは知りませんが陸上の末績慎吾選手もナンバ動きを取り入れて練習していたと言われています。

 

実際にやってみるとわかりますが、手と同じ足を出して歩くのは非常に不自然な動きになります。

 

これがなぜ注目されるようになったのか?

本当に効果はあるのか?

どのような場面に応用できるのか?

 

僕の考えを書いていきたいと思います。

 

ナンバ歩きは腸腰筋使ってないよね・・・

 

前日の記事を読んだ方は分かると思いますが、通常歩行では体を捻ることにより腸腰筋の反発力を推進力に変えることができます。

 

しかし、ナンバ歩きでは腰を落とし、すり足のような歩き方になり上体の捻りがない為腸腰筋は緩んだ状態となり反発力が使えません。

 

重心の左右への振れも大きいので効率は悪そうです。

 

実際にやればわかりますがナンバ歩きで速く歩くのは困難で、初期のアシモ君のような歩き方になってしまいます。

 

世界中を見回してもそのような歩き方をしている人がいないのは単純に無理な動きだからでしょう。

 

ナンバ歩きで効率よく歩けるというのはおそらく幻想です。

 

そもそも初めに提唱した古武術研究家自身も不自然な動きであり、効率の良い歩き方であるとは言っていません。

 

じゃあナンバ歩きに意味は無いのか?

 

僕の考えではおそらく意味はあります。

 

しかし、ナンバ歩きが効果を発揮する状況は限られています。

 

まず、武道の攻防において上体や足元の動きを悟られるのは次の動作を読まれる為に命取りになります。

 

ナンバ歩きであれば上体の動きが少ないので動きを悟られづらく、特に当時の武士のように袴を履いている状態では膝の動きも見えないので次の動きを悟られないために有効だと思われます。

 

また、腰を捻らない、もしくは同側に捻ることによって無駄な動作が一つ減るので一歩の出は早くなります。

 

両足を揃えた状態で一番速く一歩目を出そうとすると自然と同側の手と足が出ませんか?

 

そう考えるとフェンシングの突きやバドミントンのステップなんかはナンバに似ているんじゃないでしょうか。

 

そんな感じでナンバ歩きは効率というよりは一歩の速さに重点を置いた動きなんじゃないのかなぁと僕は思います。

 

瞬間的な速度が求められる競技には応用が利く可能性はあるので色々と試してみるのも面白いかもしれません。

 

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