雨が降ると、木々や草花が喜んでいますね♬最近、それが分かるようになってきました。
以前は分からなかったことが、分かるようになるというのは、私としては、とても嬉しいことです♬
最近、チームメンバー♂と飲みに行くと、決まって女性や恋愛のことで相談を受けるのです男子中男子高上がりの俺に何を???
どんな女と付き合うべきか、デートはどこへ行き、何に気を遣い、プロポーズはどんな言葉が良いか…そんなことは自分で決めろよぉと言いたいところですけれども、
まぁ歳下だし、無碍に扱うわけにもいかないので、一応、酒の肴として、話は聞いてやりますよ。
「男同士の関係も職場では、競争や嫉妬や上下関係があって、かなり面倒だけどな、女性というのも同じようにまた別の意味で面倒臭いものだぞ。」
「でも、男にはない魅力がありますよね!!!観ているだけで、話しているだけで癒されるというか…。」
「あぁ、商品棚に飾られた女性しか観ていないな、君は。付き合った経験はあるのか?」
「デートは何度か、付き合ったことはないです。毎月、ソープのお世話になってます。」
「そりゃ良いとして、何歳だ?」
「30歳になりました。」
「ええええっそりゃ緊急手術が必要だ。これまで何やってたんだ???
う〜ん、男って15歳から35歳くらいまでの20年間は、女のことで頭がいっぱいにならないか?」
「えぇ、何となく周りに流されていました。部活と受験勉強ばっかりですかね。恋愛どころではありませんでした。」
「ある意味、君は偉い。大谷翔平や藤井聡太のようだ。
それに、これからは、恋愛や結婚なんてしなくても差別は受けない。何事も自由だ。
他にやりたいことや目標があるなら、そんなことは馬鹿馬鹿しく思えるだろうし。
でもな、凡人が生きていく上で、また、人生を味わう上で、女のことも少しは知っておいた方が良いぞぉ。」
「はい、ここ1年くらい、このまま一人で生きていくより、人生のパートナーとしての女性とお付き合いしたいと思うようになりまして。」
「ほぉ、生兵法は大怪我の元というわけで、私のところへ?」
「はい、そう思いまして。」
「紹介ならするぞ?相手が君のことを気に入るかどうかは別にして(笑)。」
「一応、お誘いは色々と受けているのですが…」
「まぁ、社会人の男は、収入や所属だけでモテるからなぁ(笑)。女性も男性に夢を見ているわけだ。
まず、女も男と同じ人間だと理解した方が良い。同じ人間なんだ。お人形さんじゃないんだよ。
そう肚落ちするまで、様々な女性と付き合うことを強く推奨するよ。チャンスがあれば、同棲するのは何物にも勝る特効薬になるぞ。
まぁ、夢を見ているうちに一人に決めないことだな。仕事もそうだろう?やりながら考え、修正して、また前に進む。
そういう、いわば遊びの部分が必要だよ。
その経験の積み重ねの中で、自分に適した女性はどういう女性なのかがぼんやりと分かってくるんだ。
つまり、虚飾や建前の部分ではなく、隠された現実や客観的な数値に基づいて判断をしなければならないんだよ。
そのことに尽きると言っても良いくらいだ。」
「夢がないなぁ(笑)。冷静に、慎重に、ということですか?」
「君は女性と何をするのだ?夢の国ディズニーランドへ行くことではなく、現実の生活というやつを共に営むことが目的だろう?
だから、女性の社会的な評価…
つまり、美人とか可愛いとかおっぱいがデカいとかセクシーとか、そんな下らないものを判断資料にするのは、目的に対する手段としては、間違っていると思う。
おしどり夫婦の野村監督とサッチー、落合監督とその夫人、どっちの女性も鬼嫁とか猛妻とか世間的には呼ばれているけど、男は幸せそうだろう?
社会とか世間の評価では決してない。もっともっとパーソナルな問題なんだよ。
あぁ、こんなことなら付き合わなきゃよかったとか、結婚するんじゃなかったとか、そんな後悔したくないと思わないか?
だから、あまり堅く考えず、今のうちに様々な女性と遊んでおきなさい。数打ちゃ当たる。
初めから質を求めても無理だから
自分でも思わぬ発見をして、結構面白いよ。」
「いやぁ、自分一人ではそういう心境になれませんでした。焦ってはいけませんね。ちょっと腰を据えてみます。
何だか、年齢のこともあって焦ってしまって…」
「まぁ、何事も簡単にはいかないってことさ。大いに遊び、大いに学ぶ。
その経験の積み重ねの中で、人は自分にとっての最適値を見つけていくのさ。何事もね。
人は安易なものに飛びつく傾向があるけれど、
現在、自分が考えていることだって、正解とは限らない。自分もこの先、化学反応をして変化し続けていくんだから。
その化学反応の原因は、経験や人とのコミュニケーションだよ。それと本を読むことだ。
だから、その変化の中で様々な資料に当たり、その時その時の自分の頭や心で判断して決断していく他に、目的に到達する手段はないんだよ。
そして、人は、決断が点ではなく、面として、立体としての決断になるよう日々努力する。
そうすると、10年、20年、精々30年くらいは幸せに過ごせるんじゃないかなぁ?知らんけど。
誰も代わりを務められない。それが人生なんだ。
なぁんてなさっ、飲もうぜ」
「うわああああ!!!今日、相談してよかったです。何だか、目から鱗が落ちました。」
「いやいや、大袈裟だな。それ目ヤニじゃないの?この店出たら、お礼に締めのラーメン付き合ってくれる?」