医学部現役合格の我が子B | 母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

1番目の子は大手予備校一浪で国公立。2番目の子は現役で国公立。3番目の子は反抗期の末、大手予備校→理系学部入学→休学し私立医学部専門予備校→再受験 で3人とも医学部へ進学しました。
大学入試センター試験と相性が悪いし、反抗期はすさまじいしのトホホな体験談です。

我が家の子Bは、国公立医学部に現役合格することができました。


上の子Aは「この大学に行きたい」とこだわり、浪人しました。


おそらくAの経験がなければ、Bの現役合格はなかったと思います。


Bにも行きたい大学がありました。


センター試験で思うような点数が取れず、このまま行きたい大学に特攻するか

出願先を変えるかという段階になった時、

Bは出願先を変えました。


今も言います。

「あの時、行きたい大学にこだわっていたら、自分は多浪していたかもしれない」と。


子供たちが医学部に入学し、それぞれの周囲を見てみると

浪人率の圧倒的多さにびっくりしました。


現役生は推薦入試で入学しているケースがほとんど。


一般入試で合格する現役生は少ない状態。


いわゆる「多浪」と呼ばれる同級生の中には

とにかく医学部に進みたくて浪人を重ねて入学してきた同級生、


または、いわゆる「難関旧帝大医学部」にこだわり、

多浪を繰り返した結果、いよいよこれ以上は・・・となって

局志望を下げた結果入学してきた同級生、


さまざまな人間模様があるようです。


世間は「ずっと旧帝狙いで多浪した」なんて知りませんので

同級生同士や下級生同士の中での「伝説(レジェンド)」になっているようです。



一般入試で現役合格で入学したBは入学当初、

「自分は人生経験少なすぎる。

こんな自分がここにいていいんだろうか。」と躊躇したほどでした。


それほどまでに周囲は苦労と努力を重ねて、いろいろな経験をして

医学部に進んだ同級生が多かったと聞いています。



実はBの父親は「難関旧帝受験」を勧めていました。


Bが自治医科大学と中堅私立医学部の一次合格者となり

調子に乗った父親は

「一浪くらいしてもいいから、お前は二次力があるんだから

現役なんだから思い切って受験してみろ」と。


もともとセンター模試は点数が取れず、

そのかわり数学や理科は東大・京大・東工大の問題も解いてしまうなど

アンバランスな理系人間Bに

父親は難関旧帝チャレンジさせたかったようです。



でも、日本全国津々浦々、

合格できそうな医学部を捜しました。



それぞれの家庭の考え方や子供の考えがあると思います。


出願先にこだわらない、

志望を変えて、勝算のありそうな大学に出願する。


現役なら推薦・AO使えるものは使え。

(Bはダメでしたが)


これがBの「戦略」です。


参考にしていただければ幸いです。



母は時刻表と日本地図とにらめっこしました。

「そこって、ここからどうやって行くの~?」