まあ、子供のすさまじい反抗に手を焼いた経験があるわけですが。
カウンセラーの先生というのは、
あくまでも「受容」に徹してくださいます。
信頼関係を築きあげたところで、
私のようにのらりくらり負のスパイラルに陥った者に切り込んでくることがあります。
ええ。我が家、学校や予備校から電話やお呼び出しがたくさんありました。
うふっ。私ってモテモテ
な~んて歓迎すべきことではありませぬ。
我が家の電話はかけてきた相手の電話番号が表示される
ナンバーディスプレイです。
ですから電話に出るまえから
「あーーーーーーーーーーーーーーー」となりました。
まあ、電話に出たらひたすら平謝りなんですが・・・・
その後、カウンセラーの先生などに
「こういう電話がありまして、どうしたらいいんでしょう?」とか
「こういうことをしでかしたみたいなんですが、どうしたらやらなくなりますか?」とか
いちいち報告していた ウザイ 母親の私。
ある日カウンセラーの先生に言われました。
「困っている人は誰?」
は??
「困っている人は誰?」
「え?だって、学校の先生も迷惑で困っているって言っているし、
私もそんな電話もらったら困るし、
子供だってそんなふうに言われたり注意されたりしたら困るわけで・・・」と答える私。
すると切り込んできたカウンセラーの先生。
「困っているのはお母さん、あなたでしょ?」とのこと。
ええ。困ってますわよ。
学校からの電話、呼び出し。
んもう、もう一回お腹の中に戻して
子育てやり直しますって言いたいくらいに困ってますわよ。
「で、肝心の息子さんは困っているの?」
へ?そりゃ困ってるでしょ。
周りから眉をひそめられ、迷惑がられ、困ってるに決まってます。
「そうかな?彼は困っているように見えないけど?」
んにゃ?なんですか、それ。
「だって彼、気にはなっているとは思うけど、
今、楽しくって仕方がないでしょ。」
はあ?
「困っていたら行動の変容があるはずだよ。」
・・・・・・・・・・
「困っているのはお母さん自身でしょ。
学校からいろいろ言われる、先生からの評判、
子供のことで苦情の電話を受けること。
あと、学校の先生も困っているかな?
秩序や規律を乱されているからね。」
んじゃ、どうしろってんですか!?
「まあ、まず、お母さんがジタバタしないことですね。
学校には一応謝って置くことは必要。」
「あとは『こんな電話が来てお母さんは困った』程度に伝えるのは構いませんが、
『あんたがこんなことをするからこんな電話来たじゃないの!』
なんていう責め方はしないほうがいいですね。
あとはで~んと構えていなさい。」
で~~~ん
え?それって空気読めない親や注意しても効果ない親って言われませんか?
「一応、学校には謝っておくことは必要。
でも、信じて見守ることが今のお母さんには必要ですね。」
「放任・放置とは違うんですよ。
前向きに距離を取ることです。」
いや~~~~
そんなこと言われてもわからない~
特効薬が欲しいの~~~~
反抗期にすぐ効く特効薬と対応を教えて欲しいの~~
するとカウンセラーの先生
「そんなものはありません」(きっぱり)