現役生Bの私立医学部受験その2(受験に付き添い) | 母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

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1番目の子は大手予備校一浪で国公立。2番目の子は現役で国公立。3番目の子は反抗期の末、大手予備校→理系学部入学→休学し私立医学部専門予備校→再受験 で3人とも医学部へ進学しました。
大学入試センター試験と相性が悪いし、反抗期はすさまじいしのトホホな体験談です。

さて、ここからはBの2校目の私立医学部受験(1次合格・2次放棄)に

ついていった時のことです。


試験は大学で受験することとなり、現役生の一人旅だったので、

宿泊先から切符の手配から結局母親である私がしなければならず、

心配だったので「受験についていく保護者」をしました。


ええ。過保護となんと言われようと、

冬だし、交通手段が突然麻痺することだってありえるし、

目的地まで行き着くことすらできないかもしれないし、

Bもまた「不安」と言ったので仕事を休んでついていきました。


ところがっ!

大学に近いシティホテルは既に満室。


やっと予約をとれたのが、

大学からちょっと離れた全国チェーンのホテルだったのですが、

ホテルに着くと駐車場に並んでいたのは近隣県ナンバーの高級外車の数々。


しかも上級クラス。


(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-


明らかにその大学を受験する制服姿の高校生がいっぱい。


そして、ひとりの受験生に両親が付き添い


(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-


試験会場の下見に行くと、学生・職員駐車場に並んでいたのが外車の数々。


(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-




翌朝、試験当日の朝の朝食会場。


セレブマダムの方々とお父様、

そして受験生のお子さまがテーブルについて

召し上がっている朝食会場(突然丁寧な口調)。


流れる空気が違っていました。


そこに場違いなまでにちんちくりんの母親の私といなかっぺの子供B。


こりゃ、この医学部に入学したら、Bも私もやっていけないかも・・・・・

思わず不安が心の中に噴出しました。


後にBは自治医科大学とこの私立医学部の1次合格者となりましたが、

「浪人してでも自治医科大学に行きたい。

国公立2次試験前に、またこの医学部の面接試験に来るより、

国公立2次試験の勉強がしたい」という理由で

この医学部の2次試験は放棄しました。


B自身は何も口にはしていませんでしたが、

自治医科大学の2次試験で栃木の自治医科大学で

全国各地から1次試験を通ってきた受験生と話をしてきた後でもあり、

受験した時の周囲の雰囲気から、

自分には縁がないと感じたのも一因だったのかもしれません。


一つでも「合格」がほしい私も高校も、そりゃあ大騒ぎでした。

2次試験を放棄した時点で、補欠合格も繰り上げ合格も、

可能性は全く「ゼロ」になるわけですから。



母親の私としては、Bが2次試験を放棄、

そして自治医科大学の最終合格者の電話を待ち続けた

(電話は来なかった)あたりから、

精神的におかしくなっていきました。


特にBはこれまで成長過程でいろいろ心配してきた子供。


「こうなってしまったのも私がきちんと生んでやれなかったから」と思い込みはじめ

Bに対して申し訳なく、日常生活で涙が止まらなくなってしまっていました。


このころ、完全に私は「普通の状態」ではなくなっていたのです。