NECのルーター、Aterm WX6000HPやWG2600HSを使用しています。
今回、ルータの外(WAN側)のNASにアクセスする際に、本エクスプローラー上でNASの内容が表示が出来
(また、本件はローカルルーターモードで起こるもので、ブリッジモードでは起こりません。また、NASはゲートウェイの中にあるNASです)
購入時、これらのルーターは、IPv4パケットフィルタリング機能にて、初期値で 445ポート の送信パケットを廃棄する様に初期設定してありました。後述しますが、445ポートが廃棄設定になっているのはセキュリティ的な問題のようです。
初期状態のルーター設定画面の「IPv4パケットフィルタ設定(ローカルルータ) エントリ一覧」です。
この3、4の宛先ポート445というのがこれにあたります。これがあるとルータ外の共有フォルダにアクセスができなくなるようです。
この3、4というエントリーを削除する、というのも一つの手ですが、
元々セキュリティのためにポート445に関して廃棄設定になっているため、完全に削除はしないほうが良いみたいです。(開放しないほうがいい理由については後述)
↓設定後です。
初期値の 445ポートへの設定は削除せずにその優先度を下げ、該当のNASのIPアドレス(上記では、NASのIPアドレスを192.168.10.8としてあります)に対して 445ポート を下げた優先度より高い優先度で通過する様に設定を行いました。
これは、「445ポートを通った192.168.10.8(NAS等)へのアクセスは通過させるが、それ以外の445ポートを通ったアクセスは廃棄する」という設定になります。
これで、Aterm WX6000HPやWG2600HSを介して、WAN側のNASにアクセスが可能となりました。
WX6000HPでのIPv4パケットフィルタリングについて。
また、445ポートを完全開放しないほうがいい理由については下記がわかりやすかったです。
開けっ放しだとWannaCryなどのランサムウェアに弱くなるみたいですね。