どんどん草が刈られて、ツマグロキチョウも採れなくなっているのは聞いてはいた。
ただ、住之江区近くの遠里小野辺りでも採れたと聞いて、環境も見ておきたいし、暇潰しがてら久し振りに行ってみる事にした。
それに11月になれば、濃いオレンジの個体が採れる確率が高いらしい。
いつもは電車で行くのだが、ふと試しに自転車で行ってみようと思った。
どうせ採れない確率が高いし、結果、電車賃だけ無駄に使うのは何となく腹立たしい気もする。それに前々日の暴飲暴食で急激に太ったからと云うのもある。ここは一石二鳥と考えよう。
![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
![ぼけー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/060.png)
いくら頑張ったとはいえ、
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/094.png)
乗り換えとか、ふんたらかんたら入れたら、チャリの方が断然早いやんか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151121/21/iga72/46/14/j/o0800045013490187059.jpg?caw=800)
河原に降りる。
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
こりゃ、ヌル率高いっぺよ。覚悟した。
でも、そんな時でも採っちゃうのが俺なんだよねぇ~などと思いつつ探す。
が、チャリで流すが姿なし。
周辺の公園とか空き地に移動してるんじゃないかと視点を変えて探すも、やはり成果なし。
お会いした蝶屋さん御二人と情報交換するも、見てもしないとの事。
12時過ぎ撤退。
初のヌルをやらかした。あっ、ヌルってのは、1つも採れなかったって意味ね。ドイツ語らしいが、何か力が抜ける語感だよなあ。
まあ、ええやろ。それまでの4回で10頭採れたから、打率はそれでもまだ高い方だろう。
もう、今シーズンは行かへん
![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/049.png)
終了だすぅ~。
追伸
家に帰って、せめて前に採って放ったらかしになっていた1個体を展翅してやろうと思った。確認したら、バリバリに生きていた。
成虫越冬の蝶だから、当たり前っちゃ、当たり前なんだけど、ちょっとビックリした。何せ、もうあれから3週間以上も経っているのである。
部屋で放してみた。
チマチマ飛びで、何だか可愛い。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151121/21/iga72/d0/49/j/o0800045013490187418.jpg?caw=800)
![筋肉](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/372.png)
何だか殺すのも偲びなくなって、また三角紙に戻した。
こんな事したって、意味ないのにね。
(追伸の追伸)
一応、今回の大和川のツマグロキチョウについての見解を自分なりに纏めておこう。
①活動時刻は主に午前10時くらいから、概ね午後1時くらいまで。
②採集されるのは河原の土手側が殆どで、川側には滅多にいない。
③キタキチョウやモンキチョウに比べて基本的には不活発で、あまり飛ばない。
採った半分くらいは草に静止していたものだった。
④吸蜜に来る花は、圧倒的にセンダングサが多い。セイタカアワダチソウやランタナには、ほとんど来ない。
⑤幼虫の食草であるカワラケツメイは、いまだに見つかっていないそうだ。
優れたベテランが何人も入っているのにも拘わらず見つからないのは、多分に他のマメ科植物を食っている可能性が高い。所謂(いわゆる)、食草転換と云うヤツだ。
ツマグロキチョウは、カワラケツメイ類しか食わないと長年言われているので、もし見つかれば、ちょっとしたスクープだろう。
感じでは、同じマメ科の遠縁のクサフジみたいな奴をしゃあなしに食ってんじゃないかと思う。
⑥採集された全個体数は、自分が知っているだけでも60頭近い。多分70頭以上は優に採られている筈だ。
断言は出来ないが、放蝶の可能性は少ないだろう。