心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや（いがぐりこ）です。
人間関係で悩んだりすること、ありますよね。
特に、「傷つきやすい人」との付き合い方って、難しいな
って思うこと、ありませんか？
どうしたらいいんだろうって、迷うことも多いと思います。
そんな時、一般的な自己啓発のアプローチだけでは、解決できないこともあります。
「傷つきやすい人」（←私も含めてですが）って、
「過去の辛い経験」が、今の人間関係にも影響していることが多いのです。
もっと言うと、無自覚に「過去の人間関係の傷」を、
現在の人間関係を通して癒そうとしてしまうことがあります。（←私も含めてです）
だから、「傷ついた」「怖い」っていう言葉の裏には、
過去のトラウマ記憶が隠れている場合も多いんですよね。
もちろん、ひどいことをするのは論外だし、
相手のその言葉を真摯に受け止めることは大切だし、
その気持ちは大切にしてあげたいけど、
それを言われたあなたが、
全部を自分の責任として抱え込む必要はありません。
全部を「私のせいだ」って思う必要はないんですよ。
例えば、あなたがどんなに優しく接しても、
相手があなたを「悪い人」みたいに思ってしまうことも、時にはあるかもしれません。
例えば、あなたがどれだけ気を配っても、
その人たちは、時にはあなたを「加害者」として見てしまうかもしれません。
でもそれは、けしてあなたの人間性の問題ではなく、
その人たちが抱える、過去の記憶や、経験や、心の問題が影響しているのです。
だから、自分を責めないでくださいね。
もし、その「傷つきやすい人」があなたの大切な人であれば、
一緒に乗り越えるのも一つの方法です。
でも、そうじゃない場合は、自分の心を守るためにも、距離を置くことも大切です。
相手が「怖い」と感じていることも尊重して、
「これ以上、嫌な思いをさせたくないから、私は離れますね」
という姿勢を持つことが、自分を守るための大切な一歩になります。
どうか、自分の心の平和を守ってください。
離れることは悪いことじゃないんです。
お互いのために、ちょうどいい距離を保つことが、関係を壊さないコツだったりするんです。
それに、距離を置くことで、自分を責める気持ちも軽くなるかもしれません。
誰だって、傷つきやすい部分があるのです。
あなたも相手も、お互いに傷つきやすい存在であることを認識して、
無理に関係を続けることが全てではない、ということを覚えておいてください。
無理に関係を続けるんじゃなくて、時には離れることが一番いい選択の場合もあります。
将来的に再び楽しく会える日が、来るかもしれないしね。
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